スタープラチナの時止めと無敵の能力を、超高速のスピードと知覚力という観点から徹底考察ッ。
これを読めばスタープラチナとザ・ワールドの時止めの違いも分かるはず。
破壊力:A
スピード:A
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:A
成長性:A→E(完成)
スタープラチナ(星の白金)
本体名:空条承太郎(くうじょうじょうたろう)
破壊力:A
スピード:A
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:A
成長性:A→E(完成)
タロットカードの17番、「星」の暗示のスタンド。
「星」は高揚、憧れ、純粋無垢といった意味があるらしい。
第3部に登場するスタンドで、その後、第4部、第6部にも再登場を果たす。
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能力は「無能力であるがゆえの究極のスタンド体強化」
スマートながらも筋骨隆々とした古代戦士のような風貌の近距離パワー型スタンド。
他のスタンドと違い、能力と呼べるものは一切なく、スタンド体が通常行えることのみしかできない。
その代わりに全てのエネルギーがスタンドの肉体強化に使われているため、通常の近距離パワー型スタンドをはるかに超える力を持つ。
そもそもスタンドはスタンド使いの肉体や精神力でもって、スタンド体そのものを頭でイメージしたように動くかのように理想の肉体へと強化されている。
そこに肉体的な疲労など関係なく、理想のフォームでスタンドを動かすことができる。
無能力のスタープラチナは極限までこのスタンドの強化、理想化が進んでいる。
その徹底した理想化と、空条承太郎の恵まれた肉体、冷静かつ深い精神によって、スタープラチナは近距離パワー型スタンドの限界まで強化されている。
満ち溢れるそのパワーは牢屋の太い鉄格子を捻じ曲げ、向かい来るトラックを受け止める。
その拳の速さは閃光のごとく、その連打は台風のごとくである。
身体の柔軟さは近接戦闘自体を底上げし、指関節も伸ばすほどでありながら、極小のものも瞬時に掴む精密さを持つ。
さらに限界まで強化された視力は望遠鏡のように遠距離を見通し、顕微鏡のように高い分解能を持つ。
さらに、この「限界まで強化されたスタンド体」と承太郎の知覚力はDIOとの最終決戦、ザ・ワールドとの戦いによってさらなる高みへと昇る。
それはDIOと同じ能力、「限界を超えたスピード」、その「極小時間を知覚する集中力」、「ゼロに等しい時間を知覚し、その中で行動する」、「時を止める能力」である。
最終決戦の中で研ぎ澄まされた知覚と、限界まで磨き上げられたスタープラチナのスピードが、「時を止める」能力をきっかけにして意識を超加速、「光の速度」を超えた。
この瞬間、空条承太郎は「時の止まった世界」に入門したのである。
超光速の知覚とスピードを発揮した時、数億分の一秒、数兆分の一秒という全ての物質が静止した「時の止まった世界」と近似する「極小時間世界」を知覚する。
このゼロに限りなく等しい「極小時間」を認識し、少しずつ動けるようになり、そして最後にはスタープラチナ自身が「時を止める」ところまで習得する。
DIOとの死闘の中で、最初はゼロに限りなく等しい「極小時間」、「時の止まった世界」を認識する程度であったが、パンチ一発の動作をする程度、そして「時の止まった世界」で2秒間行動するようになり、最終的に自ら「時を止める」ことができるように成長した。
この能力はエンジンを急激にフル稼働させて意識を超加速させることで発動するものである。例えるなら、息を止めて全力で走るようなもの。
それゆえ、一度時を止めたら、次に使用するまで数拍の時間を要する
承太郎は第四部以降で自らの能力をスタープラチナ・ザ・ワールドと名付けている。
なお、この能力は「極小時間の中で動く」能力であり、宇宙全体の時を止めているわけではない
連続使用も不可能で、数拍の間を置く必要がある。
この「極小時間世界」は時間がゼロに等しいほど流れていない世界であるため、全ての物質は静止し、意識も凍りついている。
ただし、本体の承太郎の周囲で光、電磁気力、重力、分子間力の4つの力や物理法則は、時が止まっていても通常通りに働いている。
時を止めた世界で動くことは、光速のような超スピードで動いていることに似ている。
速度が光速に近づくほど、光の速度は一定ゆえに光速に近づくものは時間の流れが遅くなる。
このため、時を止めたものにとって時間が数秒であっても、周りにとって(そして読者にとって)は数秒どころか長時間に感じられる。
時を止めた世界で動くことは、光速のような超スピードで動いていることに似ている。
速度が光速に近づくほど、光の速度は一定ゆえに光速に近づくものは時間の流れが遅くなる。
このため、時を止めたものにとって時間が数秒であっても、周りにとって(そして読者にとって)は数秒どころか長時間に感じられる。
この能力の発動中、能力者の周囲のみ時が止まっていても通常と同様の挙動ができ、物体に対して干渉が可能となる。
本来、光速に近い超高速であれば、一歩踏み出すだけで衝撃波が発生し、承太郎の足が吹き飛ぶだろう。
この状態をスタープラチナは抑え込んでいる。
スタープラチナ ザ・ワールドの能力は、時を止めた空間を自由に動くフィールドを創り出す、と言っても良いだろう。
一歩歩くだけで衝撃波が発生するようなエネルギーを押さえ込むことは、限界まで鍛え上げたスタンドであっても長く持続できるものではない。
空条承太郎とスタープラチナだからこそ、数秒も維持できた、というべきだろう。
一歩歩くだけで衝撃波が発生するようなエネルギーを押さえ込むことは、限界まで鍛え上げたスタンドであっても長く持続できるものではない。
空条承太郎とスタープラチナだからこそ、数秒も維持できた、というべきだろう。
この干渉可能空間は承太郎やDIOから離れるほど弱くなり、また時が静止する。
そして、能力解除した瞬間にその運動エネルギーが解放されて飛んでいく。
時止めと光速の関係についてさらに考察をしたので、気になる方はそちらも見て欲しい。
完成された主人公
空条承太郎は神話の登場人物のような、目立った欠点があるわけでもない完成された主人公である。
高校生にしてジョースター家特有の恵まれた肉体、物事を正確にとらえる冷静沈着さ、どんなときも忘れない優しさ、友人思いなところなどなど。
表現は不器用でぶっきらぼうに見えるが、自分の信念を貫き通す精神力もあり、男も憧れる男である。
明らかに、この恵まれた生命力と何事にも動じない精神力がスタープラチナを形成している。
しかし、それは逆に思春期の承太郎にとって、周りの大人がなぜ自信がなかったり、正義を貫き通せないのか、こうあるべきということを歪めているのか理解できない、という現象を引き起こしている。
このため、承太郎は自分の信念を貫く不良となっている。
そして、自分が恵まれた家庭で育ち、五体満足でいることも理解している。
逆境の中でハングリー精神を持って成長する、という必要性を自分は持つことがないし、そこで生き延びる力に知らず知らずのうちに「憧れ」のようなものを抱いている。
このないものねだりの願望が承太郎をしてインドを「気に入った」と言わしめ、広瀬康一を「頼りになる男」と評するゆえんである。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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