【スタンド考察】アバッキオのムーディー・ブルースを解説!

ムーディー・ブルース/Moody Blues

過去に囚われていたがゆえに発現した?アバッキオのムーディー・ブルースを解説ッ!

破壊力:C
スピード:C
射程距離:A(再生中に限る)
持続力:A
精密動作性:C
成長性:C

アバッキオとムーディー・ブルース

ムーディー・ブルース
ムーディー・ブルースのスタンドパラメータ


ムーディー・ブルース

本体名:レオーネ・アバッキオ

アバッキオ

過去をリプレイする能力

破壊力:C
スピード:C
射程距離:A(再生中に限る)
持続力:A
精密動作性:C
成長性:C


ブチャラティチームのメンバー、レオーネ・アバッキオのスタンド。
ポルポの「矢」で目覚めたと思われる。
元ネタはイングランドのプログレッシブ・ロックバンド、ムーディー・ブルース(Moody Blues)から。

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能力は本体が指定した特定の人物に変身し、過去に行った動作をリプレイする

パーカーをかぶった男のようで、額にタイマーが付いた人型、能力顕現型スタンド。

指定した人物やスタンドの過去の行動をビデオ映像のように再生、停止、巻き戻し、早送りが出来る。

額のタイマーは何日、何時間前の状態なのかを示す。
対象を完璧に再生するため、大きさなども合わせることができ、捜査に向いたスタンドと言える。
指定した人物のみをリプレイするため、その人物のスタンド能力などは再生されない。

なお、再生中にムーディー・ブルースは他の行動が出来ないという欠点がある。

ムーディー・ブルース初登場


リプレイする際は、ムーディー・ブルースの近くに指定した人物が過去にいたことがわかっている必要がある。
再生中のムーディー・ブルースは移動することがあるが、このときのみ射程距離はかなり伸びる。
ムーディー・ブルースはどうやら本体と視覚を共有していない。

このため、再生中にムーディー・ブルースが本体から離れると無防備になってしまうため危険である。





場の記憶を自身に複製、再生

能力の本質は「場に記録された知性を掘り起こし、取り込みつなぎ合わせて再生」。

ジョジョ世界において、土地や場所に記憶が保存されている。
何か大きな災害などがあると、強烈にその記憶が記録される。
これが時々、通った人に干渉するため、「気味の悪い場所」と認知されるのだ。

ムーディー・ブルースのリプレイ開始

これらの土地に降り積もった記憶、いわゆる「知性」に関わるものとして、
などが挙げられる。

ムーディー・ブルースはアバッキオがこの人物、ここにいた人物、ここにいたスタンド、と指定できる標的の記録を「場所の知性」から検索し、自身に取り込んで変身する。
時系列に連鎖した「知性」の記録を参照して、ムーディー・ブルースがその登場人物となりきることで記憶を体系立てる。
これにより、過去への巻き戻しや再生を正確に行うことができる。

ナランチャをリプレイ

また、リプレイ中のムーディー・ブルースは「知性」を大量に吸収しているため、「確固たる幻影」のように実体化している。
つまり、リプレイ中のムーディー・ブルースはそのリプレイ動作によって飛行機を操縦するなど、パワーの範疇であれば物体を動かすことも可能なのである。

ボスをリプレイで探すムーディー・ブルース

リプレイの例として、攫われた仲間をリプレイして犯人を追跡パイロットをリプレイして飛行機を操縦、写真を撮影した人物をリプレイして人物を特定などしている。

リプレイすれば破壊力C以上の力が出るのか?
どこまでのことをムーディー・ブルースが出来るのか答えはないが、筆者はムーディー・ブルースの持つパワーの範疇までのことしか出来ないと考えている。





今にも落ちてきそうな空の下で

レオーネ・アバッキオは子供の頃から正義感の強い少年であった。
警官になったのも当然といえたが、そこで汚職の実態を目の当たりにし、それしか生きる道のないことに次第に腐っていった。

その自分が同僚を死なせたことで、アバッキオは自らを責め、自分はどうしようもないクソと考えるようになった。

そんな自分を重用してくれるブチャラティだけは命を賭けて信頼し、忠実な部下でいた。

そして、戦いの中で死が訪れたとき、アバッキオは死なせた同僚の白昼夢を見る。

これは筆者自身、初めて読んだ時には理解できなかったが、20年越しくらいでようやく理解できてきた「黄金の精神」である。
ぜひ、読んで感じ取ってほしい。

アバッキオの同僚の警官とアバッキオの最期

アバッキオは、「運命」に抗い、「死ぬ」ことになった。
これはローリング・ストーン(ズ)によって決定づけられた結末であったが、だが、それでも彼は運命の眠れる奴隷から目覚めたのである。

大切なのは真実に向かおうとする意志


人間賛歌はそこにある。




出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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