子供のおもちゃのようなスタンドはナランチャのピュアな心の現れか?
だが、威力は本物のエアロスミスを解説ッ。
破壊力:B
スピード:B
射程距離:数十メートル
持続力:C
精密動作性:E
成長性:C
ブチャラティ率いる主人公チーム、ナランチャのスタンド。
ポルポの「矢」で目覚めた。
元ネタはアメリカのロックバンド、エアロスミス(Aero smith)から。
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能力は「二酸化炭素を察知するレーダー搭載の戦闘機」。
エアロスミスは前方に人型の顔をペイントされたかのような、全長50センチ程度のプロペラ戦闘機に似た遠隔操作型スタンド。
エアロスミスはスタンドであるため、実物の戦闘機のように前方に飛び続けなければならないということはなく、空中で静止することができる。
その場で方向転換も出来そうであるが、あくまで飛行機としての動きを再現するようである。
両主翼に機銃を装備し、さらに機体底部から爆弾を1発だけ落とすことが出来る。
機銃からは秒間で数十発の銃撃が可能であるが、飛行しながらの射撃のためか、ナランチャの性格のせいか、精密な射撃は不得意である。
機銃の威力は1発では皮膚を突き破る程度であるが、数10発を加速しながら撃ち込むことで充分な威力を発揮する。
また、エアロスミス発動中にナランチャは片目で見つめるレーダーを得る。
これは周囲の二酸化炭素排出を探知するパッシブなレーダーで、排気される二酸化炭素量をレーダー上の光点で示す。
レーダーはエアロスミスのいる位置、前方を中心とした座標で描かれており、どの方向にどんな反応があるか知ることができる。
検出する排気量、探知する距離を変更することが可能で、数十メートルの範囲で一般的な人間の呼吸を探知したり、小動物程度の呼吸を探知もしている。
ナランチャは、このレーダーとの合わせ技で、飛行しながら精確に射撃を行う。
余剰エネルギーで工作
能力の本質は「スタンド本体を小型化し、余剰エネルギーで武装する」。
エアロスミスは一見、機銃、爆弾、レーダーと多彩な能力を持っているように見える。
これは自身の本体を隠し、狭め、小さくし、残ったエネルギーを武器に転換する能力だからこそ、可能としている。
事実、エアロスミスは一般的な人型スタンドの数分の一程度のサイズしかない。
スタンド体を縮小したことで発生する余剰のスタンドエネルギーを機銃の弾丸や爆弾に変換しているため、いくら消耗しようとも本体のナランチャが憔悴することはない。
幼少の頃から体も小さく、いじめられてきたナランチャ。
自らを隠し、必死にナイフで武装してきた生き方が、エアロスミスを小型化し、大量に武装させたのかも知れない。
シルバーチャリオッツが余剰エネルギーを守る鎧にしたことと対照的に、ナランチャはエアロスミスの余剰エネルギーを精密さを持たない機銃と爆弾という武器に変えている。
このキレたかのような乱暴さは、ナランチャの心の優しさの裏返しだろう。
優しさと、周りの空気を読まなければ生き辛かった家庭環境、少年期の経験から空気を読むレーダーを余剰エネルギーで創り出した。
余談だが、エアロスミスにはスミスさんという小人のパイロットが存在する。
これは自意識があるわけでもないそうだが。
心優しく仲間のために覚悟を持てる男
自分の創り出した精神の鎧をあと少しで取り外せるくらい成長していたナランチャは「黄金の精神」とレクイエムまでかなり近づいていたのではないか。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
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