ヨーヨーマッ
本体名:DアンG
媚びへつらう遠隔自動操縦スタンド
特別懲罰房棟にプッチ神父によって送り込まれた刺客の1人。
元ネタは中国系アメリカ人のチェリスト、ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma, 馬 友友)から。
なお、本体名はイタリアのブランドD&G(ドルチェ&ガッバーナ)から。
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能力は「人を油断させ、1人にしたところでなんでも溶かす唾液を飛ばす」。
槍のような突起を備え付けたずんぐりむっくりした身体の実体化している遠隔自動操縦型スタンド。
攻撃条件はプログラムされたものであるが、それ以外はベイビィ・フェイスを超える知能を持ち、自律して活動する。
遠隔自動操縦型の例に漏れず、ヨーヨーマッが傷ついてもDアンGへのダメージフィードバックはない。
しかし、シアーハートアタックのように頑丈かというとそんなことはなく、遠隔自動操縦型の強みである遠隔操作であっても強力な破壊力を持つ、という長所もない。
ヨーヨーマッは遠隔操作型並みに遠距離まで本体から離れて活動できるが、ベイビィ・フェイスのように破壊力はなく、器用さや召使いとして働くことに長けている。
ヨーヨーマッは下手に出る物腰、ややいじめられっ子タイプのような振る舞い、標的をご主人様と持ち上げる太鼓持ちをするなどして自分が取るに足らない存在と思わせる。
手先も器用であり、その場にあるガラクタですぐさま椅子など作り出す。
その辺に落ちてるものを浚ってくるクセがあり、「生まれたもの」だけでなく、カブトムシ、木の枝、つまようじ、葉っぱ、バッチ、ステッカーなどをいつの間にか持ち歩いていた。
ヨーヨーマッはこれらを使って、少しでもご主人様のお役に立とうと下働きをし、無聊を慰めるおもちゃをつくったりして見せる。
気に入られるというより無視される、都合よく扱われる、重要視されない、というのがヨーヨーマッの扱われ方である。
しかし、その行動全てがフェイクであり、目的達成のための油断させる罠である。
作中でも「36人以上の極罪人」の魂が生贄に捧げられて生まれた「緑色の赤ちゃん」を奪取するために、襲いかかってきたFFを静かに圧倒。
ヨーヨーマッの攻撃方法は敵が1人になった瞬間になんでも溶かす「唾液」を見つからないように背後から飛ばす、というものである。
飛ばし方も持ち前の知能で工夫し、標的が後ろを向いている時のみに攻撃する。
そもそも自分が攻撃してると気づかせない、狡猾なスタンドである。
さらに遠隔自動操縦型であるため、どんなに殴り倒してもDアンGにダメージはない。
実体化している身体の構成要素に水分が多いためか、攻撃されると脆く崩されるが、すぐに修復してしまう。
ドMな性格をしている上に、ダメージもすぐ回復するために、攻撃で倒すことは難しい。
体内はとんでもなく臭いらしく、内部破壊も困難
遠隔自動操縦型の弱点である本体は特別懲罰房棟の中、ということでヨーヨーマッを倒すことも追跡を断ち切ることも実は厳しい。
強力な溶解液と憎めなさが武器
能力の本質は「ゴミや汚水と物質融合・操作し、認識阻害を起こす」。
ヨーヨーマッはゴミを集積させて実体化した物質融合・自動操縦型スタンドである。
本考察では遠隔自動操縦型スタンドがダメージフィードバックがないのではなく、遠隔自動操縦足りえる特性のあるスタンドが遠隔自動操縦型になる、という考察を取っている。
ヨーヨーマッはゴミをもとに物質融合しているため、ダメージはゴミに先に行き、かつゴミなのですぐに修復させる。
何でも集めるのは自身の身体のストックを貯めるためであり、落ちてるものを何でも飲み込む。
さらにヨーヨーマッの能力はゴミのように、存在はしているが周囲から重要視されない自分になる、という認識阻害能力である。
この能力のため、ヨーヨーマッが突如近くに出現してもアナスイも徐倫も敵からのスタンド攻撃と気づきつつ、徹底的な排除も即逃走もしなかった。
ヨーヨーマッはスタンド能力によう破壊力を持たない代わりに、ゴミの集積から擬似的な脳を作り出し、知能をもって行動する。
徹底して取り入る行動をとり、おべっかを使い、油断を誘うのがヨーヨーマッの得意技である。
破壊力ではなく器用さを持ち、自身の脳を創り、体内で汚水と工業廃水を混ぜ合わせた危険な薬液を生成している。
これが何でも溶かす唾液の正体だ。
体内には汚水が貯められているため、ひどい臭いを撒き散らす。
倒すこともできず、認識阻害から排除もできないヨーヨーマッは「緑色の赤ちゃん」の回収役にうってつけであったのだろう。
保身のためなら何でもする元警官
元警官であったために、他の囚人にリンチに合わないよう特別懲罰房棟に収監されていたDアンG。
彼の罪状は、ノストラダムスの大予言を信じて、個人的な恨みのある人物を射殺して回ったことである。
気弱でありながら自己中心的、周りがどうであるかより自己の保身に走る精神は遠隔自動操縦型スタンド発現に十分と言える。
なお、DアンGは登場時に強キャラ感を出していたが、アナスイに歩く罠に改造されたグッチョに腕をズタズタにされ、精神のもろさを露わにしている。
周りの見返りを求めるいじめられっ子、ヨーヨーマッに似ているようにも見える。
なお、そもそも本体が姿を見せなければかなり強いヨーヨーマッであるが、おそらく標的や回収物を視認しないとヨーヨーマッが発現できなかったのだろう。
そこを突かれ、最終的にはFFに倒された。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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