スタンドは物質を透過できるのか?/Can Stands transmit objects ?
どうも!
タカウチです。
スタンド考察はやればやるほど、アレここはどうなってるんだ?みたいに終わりがなくて、、、
楽しいです!
まぁ、荒木先生がそこまでカッチリ考えてるわけではないというか、勢いを大事にされる方なので。
さて、今回はダイバー・ダウンを考察している時に湧いた疑問\(◎o◎)/!
スタンドは物質を透過できるのか?
です。
スタンドはスタンド使いの精神を反映した生命エネルギーの形ある像!
でもスタンドは透過する透明なのか、そうではないのか、作中の表現では分かりにくいです。
事によってはダイバー・ダウンなんてどのスタンドでも出来ることしか出来ない無能に!
という疑問を解決するため、原作内で描かれている表現を追いながら、考察していきます。
以下、考察に入ります。
考察概要
結論から言うと、
「スタンドは物質を基本的に透過しない」
が、同時に
「物理的に固体として存在はしていない」
「ある条件下では透過する」
という条件を満たす。
本考察ではスタンドとは「空気のようなもの」と考える。
ジョジョ世界において、「知性」と呼ばれる架空の粒子が存在する。
これは集合することで「記憶」や「生命エネルギー」として働く。
すなわち、スタンドを発動している状態とは、不可視の「生命エネルギー」が「空気の塊」のように集合している状態である、と仮定する。
本考察ではスタンドとは「空気のようなもの」と考える。
ジョジョ世界において、「知性」と呼ばれる架空の粒子が存在する。
これは集合することで「記憶」や「生命エネルギー」として働く。
すなわち、スタンドを発動している状態とは、不可視の「生命エネルギー」が「空気の塊」のように集合している状態である、と仮定する。
各事例から上記を考察していく。
事例の考証
スタンドのルール
スタンドとは!にも記載しているが、第三部序盤および第七部にてスタンドのルールが書かれている。
例外はあるものの原則として成り立っているものとして本ブログでは扱っている。
このスタンドのルールの1つに
スタンドはスタンドでしか触れられない
とある。
スタンドはスタンドでしか触れられない
とある。
このため、スタンドは半透明で幽霊のようなに触れられないもの、と捉えがちである。
だが、スタンドは生命エネルギーに投影された像であるため、ジョジョ世界において確固たる存在である。
触れられない幻覚ではなく、「物質」に対して密度が薄く触れない。
たとえるなら空気中の水分に映し出された蜃気楼に触れないようなものである。
蜃気楼は物理的に光の反射によって存在していて、決して物質を透過しているわけではない。
蜃気楼が触れないが幻覚ではない、透過しているわけではないのと同様にスタンド像に触れられないからと言って物質透過をしているわけではないのである。
なお、スタンド同士は問答無用ですり抜けず、接触するようである。
オラオラのラッシュ
スタンドは物質に対して密度が低い、と上記で述べたが、無敵のスタープラチナさんは余裕で人もトラックもボコボコにしてる。
スタンド使いはスタンドでものに触れる、と意識するとすり抜けることなく殴打することすら可能となる。
これは、スタンド使いが物質に影響を与えようと意識すると、ビニル袋に空気が詰まるとパンパンに硬くなるように、密度を濃くできる。
特に闘志が強い、エネルギーあふれるスタンド使いほど強度の高い近距離パワー型スタンドとなるだろう。
スタンド使いはスタンドでものに触れる、と意識するとすり抜けることなく殴打することすら可能となる。
これは、スタンド使いが物質に影響を与えようと意識すると、ビニル袋に空気が詰まるとパンパンに硬くなるように、密度を濃くできる。
特に闘志が強い、エネルギーあふれるスタンド使いほど強度の高い近距離パワー型スタンドとなるだろう。
ガラスの壁透過、血管の壁非透過
第三部のラバーズ戦において、承太郎がスティーリー・ダンの策によりブレスレットを盗まされるというシーンがある。
これを見れ多くの読者は、スタンドは物質を透過できる、と考えていることだろう。
それなりにしっかりと閉じられたガラスの箱をスタープラチナは通り抜け、中のブレスレットを掴み出している。
これは上記の例でいうと、箱の隙間から空気のように密度の薄いスタンドを通り抜けさせ、箱内で密度を濃くして掴み取った、ということになる。
こんなことが出来るなら普段からやればいいのに、とも思うが、恐らくかなり薄い壁しか越えられないこと、スタンドを薄くすることは自分を希薄化させるようで危険、ということが考えられる。
ダイバー・ダウンを除いて誰もすり抜けをしないというのは、出来ないかやれても危険ということだろう。
スタンドは出来ると思えばやれる、とラバーズ戦ではハイエロファントグリーンとシルバーチャリオッツが縮小化しているが、これもかなりのスタンドエネルギーを食うし危険であったのだと思われる。
自身を縮小化したり、薄めるというのは生命エネルギーの霧散や自己を保てなくなる可能性があるのかもしれない。
これを見れ多くの読者は、スタンドは物質を透過できる、と考えていることだろう。
それなりにしっかりと閉じられたガラスの箱をスタープラチナは通り抜け、中のブレスレットを掴み出している。
これは上記の例でいうと、箱の隙間から空気のように密度の薄いスタンドを通り抜けさせ、箱内で密度を濃くして掴み取った、ということになる。
こんなことが出来るなら普段からやればいいのに、とも思うが、恐らくかなり薄い壁しか越えられないこと、スタンドを薄くすることは自分を希薄化させるようで危険、ということが考えられる。
ダイバー・ダウンを除いて誰もすり抜けをしないというのは、出来ないかやれても危険ということだろう。
スタンドは出来ると思えばやれる、とラバーズ戦ではハイエロファントグリーンとシルバーチャリオッツが縮小化しているが、これもかなりのスタンドエネルギーを食うし危険であったのだと思われる。
自身を縮小化したり、薄めるというのは生命エネルギーの霧散や自己を保てなくなる可能性があるのかもしれない。
心臓マッサージ
もう一つ物質を透過しているシーンはDIOとの戦いで承太郎が死んだふりをするシーン。
スタープラチナで自身の心臓を握って心臓を止め、それから心臓マッサージで復活して見せている。
これは体内にスタンドを出した、というだけでなく明らかに体内に透過させている。
スタンドは生命エネルギーの像であり、「そばに立つもの」。
つまり、もともと自分自身と重なり合うように出現するなど、自身はすり抜けているのだ。
これは自分の生命エネルギーの塊であるスタンドだからこそ、自分の身体とは振動が合って、透過できるのだろう。
逆に言うと、他人の身体や物質は振動が合わないために透過できない。
それに透過できるからと言って、見えない体内にスタンドを発動させて心臓を掴むなんて精密動作性Aのスタープラチナしかできないことである。
スタープラチナで自身の心臓を握って心臓を止め、それから心臓マッサージで復活して見せている。
これは体内にスタンドを出した、というだけでなく明らかに体内に透過させている。
スタンドは生命エネルギーの像であり、「そばに立つもの」。
つまり、もともと自分自身と重なり合うように出現するなど、自身はすり抜けているのだ。
これは自分の生命エネルギーの塊であるスタンドだからこそ、自分の身体とは振動が合って、透過できるのだろう。
逆に言うと、他人の身体や物質は振動が合わないために透過できない。
それに透過できるからと言って、見えない体内にスタンドを発動させて心臓を掴むなんて精密動作性Aのスタープラチナしかできないことである。
※追記
読者様より、「3部の最後でジョセフの身体にもスタプラが心臓マッサージしてなかったっけ?」とツッコミいただいた。
確かに!
上記の自分の身体だから透過できる、という仮説は崩れ去ることになる。
では、どういうことなのか?
身内だから透過した、というのもあり得るが少しご都合主義過ぎる回答だ。
ヒントは若き日のジョセフにあった。
ジョセフはかつて柱の男サンタナと対峙した際、気絶してしまい、全身を吸収されかかったことがあった(結果、これはジョセフの騙しであったが)。
この際、スピードワゴンは「波紋戦士は普段から波紋の呼吸をしているため、吸収を弾くはず!今ジョジョは気絶しているためにそれが働いていない」という旨を述べている。
同様に、スタンド攻撃も物体にはとんでもない破壊力をもたらすが、人間、スタンド使いとなるにつれてダメージが減衰する傾向にある。
これは生物や物体が持つ「知性」によってスタンド攻撃が防がれているから、と考えられる。
つまり、気絶や仮死状態となると自然にこのガードする「知性」の壁が弱体化するため、スタープラチナはジョセフの心臓をマッサージすることができたのである。
背理法による証明
ここまで各シーンからスタンドは空気のようなものなので、物質透過ではない、という考察をしてきた。
そして、当ブログの考察の考え方の一つに「作中の人間は馬鹿ではないので、誰にでも思いつく出来そうなことをやらないことに理由がある」というものがある。
スタンドは物質を透過できる、と仮定すると
遠隔操作型スタンドは壁をすり抜けて偵察ができるはずだし
近距離パワー型スタンドはわざわざ殴らなくても直接相手の心臓を握りつぶせばよくなる。
簡単に思いついてできるのにしない。
つまり物質は基本的に透過しない、というのが結論である。
スタンドは物質を透過できる、と仮定すると
遠隔操作型スタンドは壁をすり抜けて偵察ができるはずだし
近距離パワー型スタンドはわざわざ殴らなくても直接相手の心臓を握りつぶせばよくなる。
簡単に思いついてできるのにしない。
つまり物質は基本的に透過しない、というのが結論である。
まとめ
スタンドは物質が薄ければ透過する。
しかし、スタンドは生物を透過しない。
スタンドは「知性」の壁が薄ければ強引に透過できる。
スタンドは「知性」の壁が薄ければ強引に透過できる。
逆に生物は「知性」の壁が厚いため透過できない。
この壁が薄くなる瞬間のみ、生物を透過することができる。
そもそも、
スタンドは生命エネルギーの像であり、これが濃くなることで物質に影響を与えられる。
対象の「知性」が薄い際にスタンドも薄めることで透過するのだろう。
生命エネルギーは精神的な幻覚のようなものではなく、現実に影響を与えるが空気のように普段は密度が薄い。
この密度と対象の「知性」の壁が透過の可能性を左右する。
というのが当考察の答えである。
まぁ、透過する、という過程でつじつまが合うようにすることもできると思うけど、今のところこれでいきます。
だからこそ、自身を薄めたり量子化して透過するダイバー・ダウンの能力とアナスイの精神性の異常さが際立つと思っているので。
というのが当考察の答えである。
まぁ、透過する、という過程でつじつまが合うようにすることもできると思うけど、今のところこれでいきます。
だからこそ、自身を薄めたり量子化して透過するダイバー・ダウンの能力とアナスイの精神性の異常さが際立つと思っているので。
※2022/10/03記事修正
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
Follow @JojoLov72430897
漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
ダイバーダウンは潜れるのに心臓攻撃しないし登場人物はみんなバカって考えた方が理解しやすい
返信削除ありがとうございます。タカウチです。漫画だから、作者がその時思いつかなかったから、でもいいんですが、それに理屈をつけたいのが僕なので(笑)
削除言うてアナスイが敵本体を直で攻撃できる機会って作中なかったのではないかと思いますけどね😌
そういう意味ではアナスイも対人強すぎるが故にメタの敵とばかり当たったと言えるかもです。
3部の最後でジョセフの身体にもスタプラが心臓マッサージしてなかったっけ?しかも思いっきりお腹から手を突っ込んで…
返信削除タカウチです。コメントありがとうございます❗️思い切りやってますね😅
削除これをヒントに小理屈かも知れませんが、考察を深めて追記いたします。