タカウチです。
ジョジョの奇妙な冒険
第五部 黄金の風
第29話 目的地はローマ！コロッセオ
謎の男は何ナレフなのだ（笑）。
ということで、スタンド発見の歴史が謎の男によって明かされました。
ジョセフやSPW財団が調査したんでしょうね。
元々アヴドゥルなどの少数の生まれついてのスタンド使い、超能力者というのは存在していました。
しかし、その存在は長らく秘匿されていて、精々占い師や呪術師といった小さなコミュニティでのシャーマン的存在くらいだったのでしょう。
何故なら明らかに一般人にスタンドは見えないこと、圧倒的に能力差ができてしまうことから公表の影響は大きかったから。
SPW財団によってスタンドを調査した結果、行き着いたのが1978年のグリーンランド、ケープヨークにて調査されたクレーターとその調査団の事件と、ウイルス進化説です。
「矢」の鏃に当たる鉱石にしか生息しないスタンドウイルス。
これは地球の炭素生命体にとって劇毒となります。
しかし、この毒から生き残ったものはウイルスと共生、進化することでスタンド使いとなります。
ここから２つのことを考察しました。
１つ目、スタンドウイルスは珪素生命体由来のもの。
第八部ジョジョリオンに登場する珪素生命体、岩人間はほぼ全てがスタンド使いです。
そして、スタンドウイルスは「矢」から離れることはない。
ここから、スタンドウイルスは地球外の珪素生命体由来なんじゃないかな、と思いました。
ま、五部と八部がつながってるわけではないんですけどね。
そして２つ目、生まれつきのスタンド使いも先祖は「矢」に刺されているかも。
これまでタカウチはスタンドの原理、で述べたようにスタンド使いは生まれつき、「矢」によるもの、職人芸から昇華という種別があると思っていました。
これは変わらないですが、そもそも生まれつきや職人芸からの昇華する人たちがスタンドに目覚める才能を持っていたとしたら？
スタンドの素質は血統で遺伝することが分かっているので、先祖がどこかで「矢」に射られているのでは？
と考えました。
「矢」自体は一万年前ともいうくらい昔からあるようですし、ちょっとありな説かと思います。
ちなみにスタンドは当初、幽波紋なんて呼んでましたね。
ジョジョニウム9巻にて荒木先生曰く、波紋もスタンドも超能力を可視化したものだそうです。
波紋使いの身体をめぐる生命エネルギーをスタンド使いは視ることが出来るそうなので、逆に波紋使いはスタンドを視ることが出来るかも？
波紋もスタンドも人類を先に進める能力です。
ただし、波紋は「技術」。
技術は会得したなら誰でも使える、再現性のあるものです。
対してスタンドは個人の精神性を色濃く反映します。
若き日の波紋使いのジョセフにもハーミットパープルは発現していたそうですが、波紋という技術によって抑制されていたのかもしれません。
身体をめぐる生命エネルギーを茨の蔓で表し、周囲の情報を読み取るネットワークとして無意識に使っていたようですが。
さて、また前置き長くなりましたが、アニメの感想に入ります（笑）。
当たり前のように警察回線をハッキングするジョルノ。
そして、謎の男ナレフの貴重なハッキング妨害シーン。
本当のハッキングはきっとこんなわかりやすいビジュアルはないんでしょうけど。
こういう映画的演出を見ると、荒木先生は映画が好きなんだなって思います。
五部アニメは整合性を取っていくようなアニオリが入りますね。
原作ではムーディー・ブルースのデスマスクが分かりやすく置かれたままでした（笑）。
アニメではさすがに破壊され、持ち去られていますね。
まぁ、たとえデスマスクがあろうがなかろうが、正体に近づきつつある、ということだけなんですけどね。
せっかくアバッキオを殺してやったのに、何か正体に近づく、自分も知らないヒントを得たのか？とボスは考えて、追わせたわけです。
デスマスクの鋳型にいつ石膏を流し込んだのかと思ってましたが、スパイス・ガールで石を柔らかくして型取りしたって感じですかね。
アニメの表現を見ると。
いろんな解釈が見れるのが、荒木先生も考えないようなところで読者が解釈してるのが、ジョジョの良いところですね。
ドッピオのこのメスが！
とアイスクリームを奪うところ、完全にヤバいやつです。
そして、もちもちー。
これは僕も好きです。
ジョジョ考察の大先輩、カジポン様によるとドッピオの電話はだんだんと本物の電話に近づいている、ようです。
確かにと思うこともあり、ドッピオ自身がボスに近づいている、とも取れます。
詳しくはカジポン様の考察を読もう！
僕もここで深く読むことを学びました。
チョコラータのクレイジーぶり、なかなか来てますね。
この辺りからこのブログのグリーン・ディ検索数が爆伸びし始めました。
みんなチョコラータ先生が大好きなんだね。
チョコラータは一言で言うなら邪悪な好奇心。
ジョジョにおいて邪悪とは他人を顧みないことです。
飽くなき好奇心のために、他人の人生を踏みにじり、不幸に落とし、観察する。
この邪悪さがグリーン・ディを生み出しているんですね。
しかし、グリーン・ディはかなり考察が難解です。
この感想を書いてる間にもちょっと修正しましたし、また更新すると思います。
このゲスコンビを堪能していきましょう。
出典：荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」http://jojo-animation.com/
にほんブログ村
リンク
リンク
0 件のコメント:
コメントを投稿