ドリー・ダガー/Dolly Dagger
破壊力:A
スピード:A
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:B
成長性:C
本体名:ビットリオ・カタルディ
破壊力:A
スピード:A
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:B
成長性:C
パッショーネの麻薬チーム、ビットリオのスタンド。
ポルポの「矢」で目覚めたと思われる。
元ネタはジミ・ヘンドリックスの楽曲、ドリー・ダガー(Dolly Dagger)から。
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能力は「本体の受けるダメージの七割を、短剣が映すものに移す」。
ビットリオの所持する古ぼけた年代物の短剣に物質融合するスタンド。
ドリー・ダガーが物質融合していると、刃の部分は鏡のようにきれいに周囲を映し出す。
そして、この映し出しているものであれば壁であろうと生物であろうと何にでも、ビットリオ自身が受けたダメージの七割を移す。
この能力の特徴として、まずダメージは衝撃、刺し傷、火傷、薬物、ウイルス、スタンド攻撃などすべてに適用される。
さらにドリー・ダガーは、ダメージ転移によって転移先の物性に関係なく、ビットリオが受けるはずだったダメージの七割を必ず受けさせる。
このため、転移先が頑丈な鉄壁であっても、ビットリオが裂傷を負うと、鉄壁もやすやすと切り裂かれる
このため、サーレーのクラフト・ワークによる心臓停止攻撃すら反射してみせた。
そして、ビットリオは十割ダメージを受けてから七割返すのではなく、そもそも受けるはずのダメージの三割しか請け負わない。
このため、ビットリオは自身の危険性を軽視するような傾向にあるようだ。
何か起きた時の結果の原因は自分ではなく、他人のせい、という責任転嫁の精神から生まれたスタンド。
能力のせいか、元々がそうなのか最早不明であるが、自暴自棄になりつつある。
なお、ドリー・ダガーを通常の短剣としても使うことはできるが、特に変わった効果はないようである。
刺せば刺される、刺さずに殺す
能力の本質は「本体が受ける侵襲を感知し、刃からその侵襲を投射する」。
ドリー・ダガーはスタンド発動時に本体のビットリオを体表、体内をくまなくスタンドエネルギーで満たす
この満たされた状態を「初期状態」として記憶し、常に刃からビットリオを包むスタンドエネルギーと同じ形状のエネルギーを放射し続けている。
そして、本体が何かしらの外的なダメージを負うと、満たされたスタンドエネルギーがそれを請け負い、三割までダメージを抑制する。
同時にドリー・ダガーの刃からはビットリオと同じ形状のスタンドエネルギーが、七割のダメージを(打撃なら衝撃を、裂傷なら切り傷を)伝える。
これにより、刃に映し出されたものはビットリオと同様のダメージを負う。
内的なダメージも同様で、ウイルスや薬物により臓器や神経が傷つけられると、放射されているスタンドエネルギーも同様に標的の内部に浸透して、傷つける。
正直、真っ向勝負のスタンドでも能力勝負のスタンドでも、近距離戦でさえあれば地味に必勝できるといえるドリー・ダガー。
周りを傷つける責任感
ビットリオは自分に本質的に責任はない、周りが悪いという観念の元に無茶苦茶にやってきたギャングだ。
同時に、仲間に対しては絶大な信頼を寄せ、仲間のために芯を通し続ける気概も備えていた。
なぜ、ドリー・ダガーは鏡などの形をせず、短剣にわざわざ物質融合するのだろうか?
スタンドはそもそも本体の内面を反映するので、ビットリオにとって短剣が意味のあるものなのであろう。
一人で生きてきた孤児がギャングに拾われるまで、おそらくダガー1本で渡り歩いてきたのだろう。
そして、仲間が出来てからは仲間も必ず守る、という責任も発生する。
このとき、ダガーは守るために相手を傷つけ、そしてそれはさらなる報復を呼ぶことになったことは想像に難くない。
終わらない暴力の連鎖の矛盾から、仲間思いでありながら感情が爆発しやすいビットリオは「自分が悪い」という誤った責任感で周りを傷つける能力へ発展したのだろう。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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