【スタンド考察】デーボのエボニーデビルを解説!

エボニーデビル(悪魔)/Ebony Devil

破壊力:D
スピード:D
射程距離:A
持続力:B
精密動作性:D
成長性:B

呪いのデーボのエボニーデビル(悪魔)

エボニーデビル(悪魔)
エボニーデビルのスタンドパラメータ

本体名:呪いのデーボ
呪いのデーボ

チャイルドプレイ!呪いの人形スタンド

破壊力:D
スピード:D
射程距離:A
持続力:B
精密動作性:D
成長性:B



タロットカードの15番、「悪魔」の暗示のスタンド。
「悪魔」は欲望、依存、恐怖といった意味があるらしい。
本体の元ネタはアメリカのロックバンド、デーボ(Devo)から。

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能力は「本体やスタンド体を傷つけた恨みのエネルギーで人形を遠隔操作する」。

木彫りの悪魔像のような外見の遠隔操作型スタンド。
これが人形に取り憑くことで、遠隔操作して標的を襲う。
人形と知覚は共有しており、ダメージフィードバックがある

恨みのエネルギーによって強化された人形は面相も凶悪になり、パワー、スピード、精密動作性などが遠隔操作のスタンドにもかかわらず近距離パワー型のスタンドと渡り合えるほどに強化される。

恨みのパワーでスタンド強化するエボニーデビル


また、本体のデーボは依頼を確実にこなす暗殺者であり、凶器を多数持ち運び、さらにその場で殺人道具を仕立て上げる天才である。

このため、ナイフ、鉈、槍、チェーンソー、カミソリ、シャンプー、ベッドにドライヤーとさまざまな道具を武器や罠に仕立ててポルナレフを窮地に追い込んだ。

性格もデーボを反映して卑猥な単語を連発しながら、ハイテンションでありながら、殺人をためらいなく行う冷酷さも併せ持つ。

槍など道具を何でも使いこなすエボニーデビル人形

その様子はホラー映画の一場面のようだ。

エボニーデビルの憑依により、人形だけでなく武器もすべて、スタンドを傷つけられるようになる。

恨むためには自身を傷つけられる必要があり、ハイリスクなスタンドである。





恨みをパワーに変える物質融合・遠隔操作型スタンド

能力の本質は「恨みを破壊力に変える、人形への物質操作型スタンド」。

エボニーデビルは、実はエンプレスハイプリエステスと同じく、物質融合型かつ遠隔操作タイプである。
このタイプは物質と同化しているため、一般人にも見える形でスタンドを発動することができる上、融合した物質のパワーやスピードを強化することができる。

エボニーデビルもアジアの土産物みたいな大きな人形と融合することで発動する。
本体のデーボの性格もあるが、融合した人形はチャイルドプレイのチャッキーがごとく殺人人形へと変化する。
スタンド物質と化したエボニーデビルは人形の歯、持ち込んだ槍やチェーンソーなど全てが鋭利になり、人体もスタンドのシルバーチャリオッツも滑らかに切り刻むほどとなる。

ぶっちぎってやるぜ!シルバーチャリオッツすら噛み切るエボニーデビル

しかし、遠隔操作タイプであるため、融合した人形自体の物質的拡張は不得意。
このため融合した人形へのダメージはそのまま本体へとフィードバックしてしまう。



典型的な物質融合・遠隔操作タイプ(本考察ブログでは物質操作型と分類)のスタンドであるエボニーデビルだが、その能力は自分自身の感情をスタンドパワーに変えること。

通常、怒りのパワーをどんなに出してもジョジョ世界において、スタンドが急にパワーアップして危機を脱する、ということは起きない。
これはどんなに感情を込めても、急に筋肉がアップして重いバーベルが持ち上げられるようにならないのと似ている。

作中でも、スタンドパワーが急増しているのは、外的な作用が働いたゴールド・エクスペリエンス、時の止まった世界を感知して能力の使い方に目覚めたスタープラチナなど限られる。
感情が爆発して射程距離と破壊力が伸びたシルバーチャリオッツについては火事場の馬鹿力のように思われる。
これはシルバーチャリオッツが常時鎧に展開してちるスタンドパワーを射程距離と破壊力に回したのかもしれない。

ドライヤーで感電死をさせようとするエボニーデビル

エボニーデビルは「他人へと向ける感情」のエネルギーを物質融合に回すことでスタンドを強化している。
本体のデーボ自身がアメリカンインディアンの呪術師兼殺し屋という触れ込みなところから、ものに感情やエネルギーを込めることを得意としてきたのかも知れない。





傷だらけのデーボ

エボニーデビルが相手を恨む感情をパワーにするため、デーボはまず相手に見つかり殺そうとしていることをわざわざバラす。
そして反撃を受けた上で標的を殺す、という手順を取っているため、デーボの身体中に刺し傷切り傷の痕が絶えない。

殺し屋としては優秀だったらしく、標的は必ず仕留めてきており、デーボの顔も手口も不明なままであった。

スタンド能力自体は大して強いものではないが、屋内で人を効率よく罠に仕掛け、動けなくして、その場にあるものを武器として惨殺するかに長けている。

シルバーチャリオッツに串刺しにされるエボニーデビル

近距離戦において強さを誇るポルナレフすらも隙をついて、まともに戦えない状態に追い込み、あと一歩まで追い詰めた。

キンタマ以外をズタボロにされるデーボ

出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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2 件のコメント:

  1. 読ませていただきました!面白かったです!
    意思の力で発現する物質同化型スタンドの誕生の裏には、
    アメリカインディアンの呪術師的な要素が関わっていたのだというこの解釈がとてもシックリきました。
    出自もさることながら、意思の力ではすぐにパワーアップする事のないスタンド達の中でもかなり異質な物だったんですね。この能力は。
    成長性B評価ですし、精神的にはまだまだ成長する余地があるようなので、これより更に恐ろしくなると思うとゾッとします。
    3部の開始時期が遅れていたら、もっと多くの物体に乗り移ってホテル内をモンスターハウスに変貌させるなんていう事もあったかもしれないんですね。
    エボニーデビル、恐ろしや...

    返信削除
    返信
    1. 素敵なコメントありがとうございます😊
      エボニーデビルは物質同化型なのにダメージフィードバックがあって、ハズレスタンド扱いなんですが、それにはきっと意味があると思って考察しました✨

      エボニーデビル戦はザ・ホラー映画展開ですが、ホテルがモンスターハウス化するのもホラー展開であり得るので、そんな成長もしてたかも❗️

      そう考えるとDIOの言う通り、やはりスタンドに強い弱いの概念はないですね😁

      削除

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