【スタンド考察】グレーフライのタワーオブグレーを解説!

タワーオブグレー(灰の塔)/Tower of Gray

破壊力:E
スピード:A
射程距離:A
持続力:C
精密動作性:E
成長性:E

グレーフライのタワーオブグレー


タワーオブグレー(灰の塔)
 タワーオブグレー(灰の塔)のスタンドパラメータ

本体名:グレーフライ
舌にクワガタのあざのあるグレーフライ

作中最速のクワガタ型スタンド

破壊力:E
スピード:A
射程距離:A
持続力:C
精密動作性:E
成長性:E



タロットカードの16番、「塔」の暗示のスタンド。
「塔」はダメージ、災難、崩壊といった意味があるらしい。

まさに承太郎たちの旅の始めを挫き、困難を予想させるにふさわしい。
本体の元ネタはアメリカの有名ロックバンド、イーグルス(Eagles)のボーカルのグレン・フライから。





能力は「超スピードの旋回性能と推進力で高速移動、回避をする」。

体長20センチ強のクワガタ虫のようなデザインの遠隔操作型スタンド。

口腔から突き出る太い針を持ち、人間の後頭部から突き抜けることで、舌を引きちぎることを好む。

舌を引きちぎることを好むタワーオブグレー

微細な気流に乗って飛び回るハエやホコリのような動きをするため、スタープラチナをもってしても攻撃を当てることが困難。
ふわふわとした回避行動はマンハッタン・トランスファーにも似ている。

強烈なオラオラのラッシュすらも全てかわし切るほどの高速旋回、回避能力を持つタワーオブグレー。
自身の周囲の微細な気流や翅で起こす推進力をスタンドパワーによって強化することでこの高速機動を実現している。


この両者を使いこなしているため、回避後に瞬時に背後に回るなどの芸当も可能としている。
複雑な気流を読んで飛び回るタワーオブグレーに取って閉鎖空間は得意なフィールド、絶好の殺戮場となる。

なお、この気流を強化する力は周囲にスタンドパワーを流し込み、さらに気圧の変化も伴うため、閉鎖空間において一般人であれば気を保てず昏倒してしまう。

スタープラチナの舌を引きちぎろうとするタワーオブグレー

さらに攻撃時には余剰なスタンドパワーを固めたタワーニードルでもって突撃する。
この針はシルバーチャリオッツの鎧のように、余剰な力の塊なので砕かれても本体にダメージはない。





無慣性航行空間の創造

真の能力は「無慣性航行」。

スタンドはそもそも物理的な法則、四つの力に大きく縛られることはない。
このため、どんなスタンドであれ地に足をつける必要はなく浮遊をしている。
特にハイエロファントグリーンに代表されるような遠隔操作型スタンドは本体から離れて移動するとき、明らかに空中を移動している。

にも関わらず、スタンドは無限の移動速度どころか高速で移動することはないように思われる。
近距離パワー型スタンドのラッシュは時速300キロに至るというのにである。

オラオラのラッシュをかわすタワーオブグレー

これはスタンドは物質を透過するのか?にも書いたが、「知性」と「生命エネルギー」の塊であるスタンドが物理法則の影響をある程度受けることと、そこまで高速移動するということにリソースを割いていないことご原因であろう。




逆にハイウェイ・スターのように高速移動にスタンドパワーを使っているスタンドは移動が早い。

前振りが長くなったが、タワーオブグレーは高速機動に能力を全振りしている。
それも速度を上げるために気流を推進力に変換する、微細な気流と翅で高速旋回するというだけでなく、真の能力は無慣性航行にある。

承太郎をJOJOと呼ぶ初期花京院

無慣性航行とは真っ直ぐに前進していたとしても、慣性に左右されずいきなり直角に曲がったり、同じ速度で180度真反対に方向転換したり、ストップ&ゴーするような飛び方である。

これを実現するには慣性を無効化する必要がある。
タワーオブグレーはこの慣性を自身にのみ無効化する。

さらにタワーオブグレーのスピードはA。
恐らくハエのように知覚、視覚の時間分解能が人間の限界を超えている。
スタープラチナのラッシュすらも何十発も打ち込まれる拳打ではなくゆっくり打ち込まれるパンチに見えている。

このため、気流を使った高速旋回と無慣性航行による減速なしの方向転換&高速機動により回避を可能としている。



しかし、ハイエロファントグリーンの触手のようにスピード関係なく全方向から囲まれると逃げ場をなくす
さらに、機動には気流を使うためゆっくりとしたスピードで囲まれると機動の燃料がない状態に追い込まれる。

静なるスタンド、ハイエロファントグリーンに貫かれるタワーオブグレー

しかもハイエロファントグリーンは「隠密」の技術を持つため、気付いた時にはもう遅く、串刺しにされて敗北する。





閉鎖空間での皆殺しを得意とする犯罪者

DIOの命令以前から航空機事故や火災事故に見せかけて大量殺戮を行い続けてきたグレーフライ。
その悪行はアヴドゥルにも知られていた。

知っているのか、アヴドゥル!

彼の犯行には歪んだ信念のようなものが見て取れる。
飛行機やビルにいるものたちの舌を抜き取り、鏖殺しなければならないという憎悪にも似た願望が、異様な昆虫型スタンドとして現出したのだろう。

命をなんとも思わない、機械か虫のような感性と邪悪な信念の持ち主であるグレーフライ。
彼は自身の信念と真逆の、1人の命を救うために遥々DIOを倒しに行くジョースターたちを叩き潰すというそれだけのために、自らの命を顧みずで主人公たちに襲いかかってきたのかもしれない。

グレーフライと知らずに当身する花京院


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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