破壊力:B
スピード:B
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:D
成長性:D
ジョジョの奇妙な冒険ABC 3弾 【アンコモン】 《スタンド》 J-277 審判(ジャッジメント)
破壊力:B
スピード:B
射程距離:C
持続力:B
精密動作性:D
成長性:D
タロットカードの20番、「審判」の暗示のスタンド。
「審判」は復活、良い知らせ、許しといった意味があるらしい。
死者の復活とその人への許しという願望を盾に襲いくるジャッジメントらしさがある。
本体の名前の由来はアメリカのR&B、ファンクバンドのCameoから。
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能力は「人の願いを土に投影し、実体化する」。
ロボットのような外観をし、全身を厚い装甲で覆う人型の近距離パワー型スタンド。
その両手はドラえもんのような球状から三本の指が付いている。
メカっぽいデザインでダメージを負うと部品がこぼれ落ちるなど、ロボットのようである。
標的にランプの魔神のように「3つの願い」を願わせ、それを叶える能力を持つ。
実体化したものは非常に精巧で細部まで正確、本物と見分けもつかないほどである。
叶えられる願いの限界は不明だが、生物・非生物問わず実体化可能である。
ただし、生物は土人形として作成するようで、蘇った人物も獣かゾンビのように肉を食らう凶暴な存在に成り下がっている。
実はこれこそジャッジメントの策である。
死者蘇生なんてあり得ないことであるが、ふと奇跡にすがって願い、復活した愛する人を容赦なく土に還す。
そんなことを人はできない。
十全な力を発揮することもできず、凶暴な土人形の前に標的はなすすべなく倒されてしまう。
それでもまだしぶとく生きている場合、ジャッジメント自身がメンタルの弱った標的を倒すのである。
土の鎧に自身を覆うだけでなく、さらに精神攻撃までした上で戦うという、近距離パワー型にしては搦め手、卑怯タイプである。
土にスタンドパワーを伝播させるタイプ
能力の本質は「人の願いに含まれる記憶、知性を参照して、人や物を土に投影し、操作する」。
ジョジョ世界において、人の記憶や知識、記録は「知性」と呼ばれれる物質に宿る。
そして、ジャッジメントは人から放出されたばかりの「知性」を、スタンドエネルギーに浸した土に投影することで実体化させる。
ジャッジメントがどのように自分の能力を使っていたか考察する。
ジャッジメントは上述のように、標的にとって大事な人の土人形をけしかける作戦を実行するため、まずスタンド体のみ姿を現す。
そして、「ランプの魔神」を装い、願いを3つ標的に発言させる。
声を媒介に届けられた「知性」を受け取ったジャッジメントはそれを元に土でモデリングをする。
ポルナレフが最初に願ったのは金持ち、であった。
そのため、彼の頭の中にある金貨のイメージと、「大地の記憶」にある記録を参照して、表面的には精巧な金貨を創り出したのである。
ここで、服装のイメージが曖昧だった(おそらく複数の服装を想起した)シェリーは裸体で復元されることになった。
土人形の場合、当然であるが本人そのものに比べると「知性」が足りず、記憶も知能も限定的である。
非生物のときと同じように、「大地の記憶」からある程度補完することができるが、ジャッジメントは敢えてそれをしていないようだ。
人の記憶だけで再生された土人形は自分自身の「知性」、記憶が欠けているという「飢え」にかられてしまう。
ジャッジメントはこの「飢え」を敢えて与えながら蘇らせ、その「飢え」を満たすために最も効果的な土人形の生みの親である標的を喰らわせようとけしかけるのである。
ジャッジメントの能力は上記であるが、これだけでは説明できないことがある。
それはジャッジメントの射程距離だ。
土人形や精巧な偽物を創り出す力、マジシャンズレッドとある程度打ち合うパワーを持つことから近距離パワー型と思われるが、浜辺から草原までかなりの距離を飛び回り、煙と共に消えたり現れたりしている。
さらに本体のカメオは土中に潜って隠れているため、本体自体は移動していないことになる。
ジャッジメントは「土」を媒介にして能力の射程距離を伸ばしている。
土にスタンドパワーを流し込むことで、ジャッジメントや土人形が地面の上にいる限りでは数百メートル程度の射程距離を持たせている。
では、「ランプの魔神」のふりをして「Hail 2 U!(君に幸あれ!)」の言葉と共に消えるのは何故か?
これはジャッジメントが自分の能力で創り出したジャッジメント土人形だから、というのが答えだ。
伸ばした能力の射程距離から土人形のジャッジメントを生み出し、木の上に登らせ、消えるタイミングで土人形を爆散させることで消失しているのである。
また、ジャッジメントのメカのような装甲も土から生み出した鎧だろう。
このため、土人形のジャッジメントが破壊されたり、土の装甲が破壊されてもカメオにダメージがなかったのだ。
隠れて精神攻撃していた報いがひどすぎる
カメオは自分の能力を十全に扱いながら、精神攻撃を基本としてポルナレフを追い詰めた。
最もジャッジメントの能力を活かすために、自分自身が土中に潜み、スタンドエネルギーを流し込み続けていたのである。
本来、土中に隠れて拡張した射程距離によって攻撃していれば良いのだが、ポルナレフを承太郎たちから引き離すため、自身の隠れ潜むポイント近くまで誘き寄せてしまったために、アヴドゥルに見つかってしまったと思われる。
恐らくカメオの隠れて攻撃してやろうという陰湿な性格から、土中に隠れてやり過ごし、改めて土人形を生み出して攻撃しようと画策していたと思われる。
しかし、先に居所を見つけられてしまい、容赦なくションベン&黒焦げの刑を受けることになってしまう。
ちなみに、ジャッジメントの動作がランプをこすることで現れ、射程距離に関係なく殺しにくるところから、ブラック・サバスと同様に遠隔自動操縦型スタンドでは?という考えもあるようだ。
本ブログでは環境伝播タイプの近距離パワー型と考察するが、いずれ遠隔自動操縦の仮説も立ててみようと思う。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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