トト神/Thot
破壊力:E
スピード:E
射程距離:E
持続力:A
精密動作性:E
成長性:E
ジョジョの奇妙な冒険ABC アマゾン マーケットプレイス登録商品 【シングルカード】 3弾 【スターター専用(ST)】 《スタンド》 J-281 トト神
本体名:ボインゴ
未来予知する漫画
破壊力:E
スピード:E
射程距離:E
持続力:A
精密動作性:E
成長性:E
古代エジプト神話における「トト神」の暗示のスタンド。
「トト神」は知恵の神であり、時を支配し、人の一生を書物に全て記載しているという。
未来予知を正確に行うスタンドにふさわしいといえる
なお、第3部のアニメにおいて、ボインゴが登場する回のみ特別に制作されたEDが流れ、ファンを喜ばせた。
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能力は「本体の近くで起きる運命を100%の確率で未来予知し、漫画に映し出す」。
白紙のマンガ本の形をした、能力だけを発現させる制御不能の能力顕現物質型スタンド。
なお、漫画の表紙には「オインゴボインゴ兄弟の冒険」と書かれており、ページは尽きることなく生まれてくるようだ。
本体が近い将来、100%遭遇する出来事をマンガの形で、未来予知する。
能力顕現型のスタンドはスタンド能力のみを発現し、何か動作させるようなスタンド体は存在しない。
「運命」とつながっているため、あまりに強力なエネルギーから完全に実体化している。
そして、本体へのダメージフィードバックはない。
制御不能のため、自らの意思で未来予知することは不可能であり、いつマンガが白紙から浮かび上がるかは本体も感知しない。
そして、予知の内容はボインゴやその周辺の人物が「◯◯をする」と、「◯◯という結果になった!ちゃんちゃん」という形式で描かれる。
といった具合に描かれている。
ただし、未来予知はボインゴに制御されているものではないため、予知の漫画に論理性がないことが多い。
予知は100%絶対であるが、漫画のコマとコマの間に何が起こっているかは予知されていないため、何故それが起こるかは起きてみないとわからない。
そのうえ、予知されたコマ以外のことは何でも起こりうる。
運命の存在を提示する本
能力の本質は「本体に直近で起きる未来の事象の中で、運命に定められた事象を漫画の形で観察し、確定させる」。
本体のボインゴ曰く、トト神の予知は100%絶対だ。
これは予測や予知というレベルというものではない。
何故なら、トト神で描かれたページの出来事は何をしようとも必ず起きることであり、それ以外の行動を実は取ることが出来ないからである。
これは、ジョジョ世界において、世界は永劫回帰しており、「運命」という変えられない流れが存在しているためである。
これと同じ例として、キング・クリムゾンのエピタフがある。
エピタフも十数秒先の未来を予知することが出来るが、予知した未来は必ず起きるものであり、キング・クリムゾンを発動して時間を吹き飛ばさない限り回避できない。
すなわち、過去から未来まで時の流れ、出来事は決められており、それが何度も繰り返されている。
では、トト神は未来予知ではなくて何をしているのか?
それは「運命」に定められた未来の事象を映し出し、確定させる、のである。
第3部のトト神のエピソードや第5部のローリング・ストーン(ズ)のエピソードから分かるように、定められた「運命」を人は変えることはできない。
だが、そこに至るまでの道筋や過程、その事象に対する捉え方は人に委ねられる。
それこそ第5部のテーマである眠れる奴隷と黄金の精神である。
しかし、トト神は高確率で未来に起きる事象、すなわち「運命」に定められた事象とそこに至るまでの流れを漫画のコマという形で観察して結果として収束させてしまう。。
つまり、結末に至るまでの道筋まで確定してしまうのだ。
この確定した未来を逆手にとって、漫画のコマに描かれた通りの手順を踏んで、オインゴボインゴ兄弟やホル・ホースは自己の利益を得ようとしている。
トト神の漫画の読者にとって、未来を予知しているように見えるが、実のところ変えられない未来が描かれているだけである。
もちろん、本人以外のところで起きる事故などは回避することが出来るが、本人の未来に関してはもはや回避がかなり困難である。
トト神は予知するスタンドではなく、運命によって起きると定められた事象を映し出すスタンドである。
ただし、第5部の眠れる奴隷のエピソードの通り、運命は目覚めたものによって形を変えることだけはできる。
しかし、それを観察することで確定までさせてしまう、未来の選択肢を狭めてしまうのがトト神である。
漫画に描かれた行動を該当人物は必ず取る。
これは何かに操られて、などということではなく、トト神の内容を知っていようがいまいが、その人物にとって行動をしなければならない状況に追い込まれるのである。
女性に優しい信条のホル・ホースでも、道端の女性の服にサソリが這い上るのが見えたら、蹴り飛ばさずにはいられなくなる、というように。
漫画のコマに逆らうほど、もっと蹴らなければならない理由が発生したことであろう。
漫画のコマは確定しているのであり、何としてでも発生するからだ。
この確定した未来に逆らわず、むしろ積極的にコマ通りに動けば、自分の管理下に行動を置きながら、コマに描かれた未来を手にすることができる。
つまり、トト神に映し出された未来が望むものであれば、スムーズにそれを起こすことができるのである。
何度も述べているが、漫画のコマに逆らうのは危険である。
この逆らう、とは女性を蹴り飛ばそうとしない、という能動的な行動に限らないことに注意だ。
漫画のコマに正午ぴったりと映し出されているのに、正しくない時計に従ってしまう。
これらも漫画のコマに逆らっていることに該当する。
逆らうとどうなるか?
しかし、正しい手順を踏まなかったため、非常に低確率であり得ないことの連続であったとしても、必ずコマに映し出された状況が発生する。
天国へ至る秘密の書
オインゴボインゴ兄弟が生まれついてのスタンド使いかどうかは不明である
蓮見琢馬のザ・ブックのように、ある日からずっとボインゴのそばにトト神はあったのかも知れない
ボインゴは漫画の中身と現実に起こることが必ず一致することを何度も体験し、自分の予知能力は100%絶対である、と確信する
と同時に、予知の結果、すなわち「運命」に逆らってもロクなことが起きないということも体験している
このため、結局は「運命」には逆らわないほうがいい、という消極的な性格になっている
DIOはトト神のスタンドをきっかけに、「天国」の着想を得たのかもしれない
トト神のスタンドは明らかに、変えられない「運命」の存在を示唆している
人の支配なぞ簡単に行える力を得てしまったDIOが次に望むことはなんだったのか
からみついてくるわずらわしいジョースター家との「運命」をどうにかする一端として、トト神のスタンド使いであるボインゴを見つけ出し、配下に加えたのかもしれない
その後、ボインゴの語るトト神の能力と、そして「運命」に対する価値観が、精神を「天国」へ至らせるヒントになったのだろう
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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