アトゥム神／Atum
破壊力：D
スピード：C
射程距離：D
持続力：B
精密動作性：D
成長性：D
ジョジョの奇妙な冒険ABC アマゾン マーケットプレイス登録商品 【シングルカード】 3弾 【スターター専用(ST)】 《スタンド》 J-286 アトゥム神
本体名：テレンス・T・ダービー
魂の反応を見抜くスタンド
破壊力：D
スピード：C
射程距離：D
持続力：B
精密動作性：D
成長性：D
古代エジプト神話における「アトゥム神」の暗示のスタンド。
「アトゥム神」は天地創造の神である。
承太郎相手に戦闘をさせずに翻弄した強敵、そしてDIOのために何でもし、驕り高ぶるテレンスに相応しい。
本体の名前の由来は兄のダニエル・J・ダービーと同じくアメリカの歌手、テレンス・トレント・ダービー(Terence Trent D'Arby)から。
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能力は「人の心理のYES/NOを魂の反応で判定し、さらに魂を抜き出す」。
顔にTとDのイニシャルが付いている、ハートのモチーフを散りばめられた人型の能力顕現型スタンド。
標的にYESかNOで答えられる質問をすると、アトゥム神の特殊な視力によって、標的の意思が肯定なのか否定なのかを判断することができる。
このとき、肯定ならばYES！YES！YES！
否定ならばNO！NO！NO！
と発しているように見えている。
魂は決して嘘をつくことがなく、この読心術は100%的中する。
ただし、YES/NOで答えられないオープンクエスチョン(例：どんなイカサマをしている？)の場合は何も見えない。
これを利用してテレンス・T・ダービーは誰にでも賭け事で勝ってきたようだ。
賭けに勝ったとき、兄のダニエルと同じように、魂のエネルギーがゼロになった瞬間を狙って、敗者の魂を抜き取る。
兄のダニエルと違い、弟のテレンスは抜き取った魂を人形に封じ込めて愛でる。
このとき魂はうめき声をあげるくらいの力が残っているが、これは兄のオシリス神と異なり、アトゥム神には魂を加工する能力がなく、人形に魂を押し込めているだけだからである。
テレンスは自身のゲームの腕とアトゥム神を用いた勝負に熟知しており、巧みに心理を揺さぶってくる。
作中においても、恐怖を乗り越えた花京院すら動揺に追い込み、負けを認めさせた。
魂を揺るがすアクティブソナー
能力の本質は「魂に特殊な波長を当てる」。
コウモリが音波を当てて、その反射音で物体の状態を探るように、アトゥム神も特殊な波長を発する。
この振動を当てられると、「魂の器」内の魂だけが振動する。
そして、光を物体に当てたとき、反射される波長の違いを目が「色」と感じるように、魂の反射の違いをアトゥム神の「目」はYES、NOと感じ取る。
アトゥム神の目は特殊なフィルターとなっているのか、「魂」を見ると生物だけがサーモグラフィーのような映像となって見える。
そして、YESと判定できる波長を感じ取ると自動でYES！という文字が浮かび上がる。
もちろん、NOのときはNO！と浮かび上がる親切設計である。
また、この波長は気づかれにくいほど微細で、魂に深く浸透する性質を持つ。
このため、「魂を賭けたギャンブル」というテンションの張った状態から「敗北」した瞬間、そのテンションがゼロになると、コンクリートに根を張った植物がコンクリートを破壊するように、また界面活性剤が汚れを乳化・分散作用で浮かび上がらせるように、魂を肉体から「浮き上がら」せる。
これが、「魂を視る」能力のアトゥム神が、オシリス神のように魂を抜き出せる理由である。
アトゥム神が発している波長は人形に詰め込んだ魂を人形に留める効果もある。
しかし、魂を加工して固めるオシリス神ほどに固定する力は強くはない。
このため、テレンスが「敗北」を認めるなど、アトゥム神の波長が弱まると魂も解放されてしまう。
魂を複数持つという発想を与えた兄弟
テレンスは勝負に負けたことがなかった。
スタンド能力が非常に強力なため、得意なゲームさえ強ければ、それだけで勝てたのだ。
しかし、ダービー兄は自前の胆力と勝負強さで勝ち残ってきていた。
この差がスタープラチナのオラオラを目前にして、自身の能力を見破られてもなお冷静に勝負できたか、の分かれ目となった。
「天国」に至るために、「魂を視て、奪い加工する」ダービー兄弟に着目したDIO。
出典：荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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