クリーム/Cream
ヴァニラ・アイスの空間ごと消し去るクリームを徹底考察ッ。
クリームは実は空間を削り取っているのではなく、粉微塵にしているだけ。
クリームとザ・ハンドの違いもこれを読めば分かるかも。
破壊力:B
スピード:B
射程距離:D
持続力:C
精密動作性:C
成長性:D
ジョジョの奇妙な冒険ABC 6弾 【コモン】 《スタンド》 J-620 クリーム
クリーム
本体名:ヴァニラ・アイス
破壊力:B
スピード:B
射程距離:D
持続力:C
精密動作性:C
成長性:D
本体名はアメリカの白人ラッパー、ヴァニラ・アイス(Vanilla Ice)。
スタンド名はエリック・クラプトンを含むイギリスのロックバンド、クリーム(Cream)から。
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能力は「物質を暗黒空間に飲み込み、粉微塵にする」。
スタンドの見た目は二本の角を生やした恐ろしげな人型の近距離パワー型スタンド。
全てはDIOのためであり、それ以外に頓着しない。
柔軟さのない精神性が触れたものを全て粉微塵にする暗黒空間という能力を生み出している。
そもそも、スタンド能力の多くはスタンド使いの精神や願望、性格と関連がある。
ヴァニラ・アイスの極限まで振り切った精神性は、興味のないものや邪魔するものを全て飲み込む「クレバスのような裂け目」を持つ暗黒空間のようであり、それがそのままクリームの口とつながってしまっている。
全てを飲み込むクリームは自分自身を飲み込むことでこの世から消え去り、全天周方向の触れるもの全てを消滅させる凶悪な球体と化す。
しかも、この形態のクリームは透明であり、移動の際に空気すら動かさない。
見えない球体が途上にあるもの全てを粉微塵にしながら突き進む様子はもはや逃れられない地獄である。
初見での対応はほぼ不可能。
ザ・ハンドが右手だけ空間を削れるように、クリームは口腔内で物質を消しとばすが、自身を飲み込むことでその効果範囲を広げている。
クリームの破壊力がBであるが、これはスタンド自身の攻撃力のことで、暗黒空間の威力のことではないと思われる。
多次元に広がる物質崩壊空間
能力の本質は「物質の結合力を失わせる多次元空間を口腔内に展開する」。
「暗黒空間」というどす黒い精神フィールド内に物質が入ると、物質を成り立たせる4つの力の中でも特に「電磁気力」、「強い力」、「弱い力」を失わせる。
同時にスタンドパワーの源である生命エネルギーに関する「知性の力」も失わせる。
これにより、暗黒空間に取り込まれた物質は結合力を失い、物質は気体のような分子レベルにまで粉微塵になってしまう。
さらにスタンドも生命エネルギーごと粉砕され、形を保てなくなる。
これは暗黒空間に物質が侵入した瞬間に発生するため、クリームの口腔内に入ったものは全て一瞬で吹き飛ぶ。
この際、結合力を失って崩壊するエネルギーから、ガオンッ!という音が発生するようだ。
この現象は暗黒空間内のみであり、破壊現象が暗黒空間外に伝播することはない。
なお、気体の分子より細かく原子や素粒子まで分解することはないので、クリームの口腔内にも空気は存在する。
クリームの口腔内の亜空間は負の結合力という瘴気で満たされている、とも言える
このような負の力場が三次元世界に存在し続けることは難しく、反物質などが生成されたら世界が吹き飛びかねない。
このため、この亜空の瘴気に満たされた暗黒空間は、折りたたまれた次元である多次元空間に留められている。
多次元空間は次元方向が折り畳まれているため、三次元世界の住人から見ると、スティッキィ・フィンガーズでブチャラティがジッパー内に隠れたように、実空間の容積以上に広い。
ヴァニラ・アイスはクリームの口の中へとダイブし、外からの攻撃を受けない無敵の空間から攻撃を行ってくる。
クリームの中で、ヴァニラ・アイスのみが粉々になることなく潜むことが出来るが、これはヴァニラ・アイスが自身の周囲に負の力場のスタンドエネルギーを薄く纏っているためである。
負の二乗は正。
力場同士が打ち消しあい、本体のヴァニラ・アイスに対して物質の結合力が失われることはない。
なお、この亜空間の広さは不明であるが、ヴァニラ・アイスの巨体や粉微塵にした物質の多くを吸い込んでも特に問題がないくらいには広いようだ。
なと、粉微塵にされて多次元空間に吸い込まれた物質は、どこかへ飛んで行ってしまっている。
ここまでであれば、クリームは最強の噛みつき攻撃を持つスタンド、というものに過ぎなかった。
しかし、ヴァニラ・アイスはなんと、自分自身をクリームの多次元空間にしまうだけでなく、ウロボロスの輪のごとくスタンド自身の足から順に口腔内の暗黒空間へと喰らい、飲み込む。
クリームは自身の体を暗黒空間へと吸い込み、収納していくため、折り畳まれた次元によりありえない角度で身体を折り曲げ、つま先から腿、腰、胸、両腕、首、顔と飲み込み、ついには自分自身の全てを飲み込み、この世から消え去る。
これはウロボロスの輪の頭が尾を飲み込んで消え去ったようなものであるが、クリームはここから口腔内の多次元方向からぐるりと裏返っている。
本来三次元空間に存在できない暗黒空間を表に出すだけなら、クリームの口から内臓を吐き出すかのように裏返れば十分だ(本体は無事ではないだろうが)。
しかし、この方法では多次元空間に本体が潜むことはできないうえに、裏返ったクリームの口から元々の表面を攻撃できてしまうため、無敵とは言い難い。
そこで、ヴァニラ・アイスは三次元空間的に閉じながら多次元方向で裏返るという方法を選択した。
これが、この世から消え去るクリームが行なっている事の本質である。
なお、完全に裏返ると、クリームは直径2メートル程度の暗黒空間球体となる。
裏返った状態でも、暗黒空間は三次元空間に直接存在できないため、多次元空間方向にややズレて存在する。
このズレがクリームを覆う球形のオーラのように見えている。
裏返った暗黒空間は物質と触れると、物質を多次元空間に巻き込み、そのまま消しとばす。
クリームの中に潜んだヴァニラ・アイスは三次元空間からは完全に閉鎖されているため、裏返りを解かない限りヴァニラ・アイスに攻撃することはできない。
なお、暗黒空間は光や空気を崩壊させることはないが、ヴァニラ・アイスの潜む閉鎖空間を通さずに透過させるため、ヴァニラ・アイスから外は見えないし、空気も取り込めない。
外界を確認し、呼吸のための空気を取り込むには裏返りを一時解除する必要がある。
また、暗黒空間は「万有引力」も弱めるため、クリームは浮遊し、秒速数十センチ程度の速度で移動する。
ドス黒い精神の持ち主、ヴァニラ・アイス
まるで世界を拒絶するかのような恐ろしい能力は、DIOの役に立たないものは破棄して消去してしまうという心の表れであろう。
DIOの吸血欲求を満たすために自身の首を落とすほどである。
確かにヴァニラ・アイスは天国へ行く方法を確実に実践するだけの忠誠心がある。
しかし、DIOが求めたのは、世界を支配する能力を得てもなお、自分自身で自分を律せられる人物と同化したかったのではないか。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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