【スタンド考察】ペット・ショップのホルス神を解説!

ホルス神/Horus

破壊力:B
スピード:B
射程距離:D
持続力:C
精密動作性:E
成長性:C

ペット・ショップのホルス神
ジョジョの奇妙な冒険ABC 4弾 【コモン】 《スタンド》 J-413 ホルス神


ホルス神
 ホルス神のスタンドパラメータ

本体名:ペット・ショップ

冷気を操る鳥スタンド

破壊力:B
スピード:B
射程距離:D
持続力:C
精密動作性:E
成長性:C



古代エジプト神話における「ホルス神」の暗示のスタンド。
「ホルス神」は天空の神である。

本体はエジプトで神聖視される猛禽類のハヤブサ。

イギーをして冷酷な追跡機械と言わしめるほど、獲物を絶対に逃さない執念深い鳥。
本体の名前の由来はイギリスのポピュラー音楽デュオのペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)から。

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能力は「冷気を操り、氷柱を投擲する」。

見た目は翼竜、プテラノドンの骨格のような姿をしている。
両翼は失われており、3対の小さな骨の腕がカタパルトのように備えられている、能力顕現型スタンド。

ホルス神のスタンド像

この3対の腕から、人の腕ほどの大きさのつららを最大で6本同時に発射する。

投擲の威力、スピードともに十分で中型の動物くらいなら容易に貫く。

また、威力を高めるために、直径数メートル、高さ10メートルに及ぶ大きさの氷柱を創り出し、車ごと相手を圧死させる。

巨大つららを落下させる

さらに、ホルス神から発生する冷気によって地面に氷の蔦を這わせて相手の動きを封じたり、冷気による大気の凝縮、発散を使い分けて高速旋回機動を可能としている。

これにより、ペット・ショップのハヤブサとしての高速飛行だけでなく低空飛行や下水道内でのアクロバット飛行を可能にしている。

死ぬまで追跡する狂気のペット・ショップ

さらに、スタンドエネルギーを集中することで、水中に逃げ込んだイギーの潜伏場所を氷で包み込んで圧壊させ、さらに巨大な氷柱で体当たりまでしている。

ペット・ショップの高速飛行が氷柱を爆撃のように威力を高めている。
さらに気嚢を持っているために、水中でも飛行するかのごとく泳ぐことを可能にしている。
どこに逃げても追い詰め、氷柱を叩き込んでくる。

爆撃のごとくつららを降らせる




全てを凍て付かせ、凝固させる能力

能力の本質は「スタンドエネルギーを液体や気体と混ざることで凝固点を引き上げ、固体化させる」。

ホルス神の本質は、冷気を操ることであるように見えるが、本質は液体や気体を瞬時に凝固させることである。

ホワイト・アルバムに比べると凍らせる力は低く、瞬時に氷の蔦を出現させたり、河を凍結させることはできず、時間がかかる。

周囲ごと氷結させるホルス神

しかし、氷柱のように凍結した物質を創り出すスピードは遥かに早い。
これはホルス神の能力が分子振動の低下ではなく、凝固点の上昇に特化しているためである。

例えば、酢酸ナトリウムの三水和物水溶液は液体であるが、凝固点は50度程度である。
このため、この液体は過冷却の状態にある。
常温で凝固点を過ぎているため、何かの刺激で瞬時に凍結してしまう。

これと同じように、ホルス神の骨格から発せられるスタンドエネルギーと気体が混ざると凝固点が常温よりも高くなる。
つまり過冷却状態となり、瞬時に凝固し始める。

ホルス神の投擲

通常はホルス神の肋骨の三対の骨からスタンドエネルギーを発している。
棒状に発せられたスタンドエネルギーと混ざった窒素、酸素、水蒸気などは凝固して氷柱となる。

凍結した氷を解除することで瞬時に気体化するため、その圧力で氷柱を投擲している。

無論、この投擲では命中精度を見込めないが、そこはペット・ショップ本体の視力や空気の流れを読む力によって、時速300キロの速度からでも高い命中率を叩き出している。


ザ・フールのセーフハウスごと凍結させる

また、集中してスタンドエネルギーを放出し続ければ、巨大な氷柱を創り出すことも可能。
当然、水中でスタンドエネルギーを撒き散らせば氷塊を創り、相手を圧壊させることもできる。
ホルス神の全身からエネルギーを放射すれば、ペット・ショップ本体を中心とした氷塊として特攻も可能
しかも、氷塊内を過冷却前の液体に戻せば、氷塊内を泳ぐこともできる。

つららごと突入してくるペット・ショップ




執念深き地獄の門番

ホルス神はペット・ショップという本体の力によって最大限に発揮される。

ペット・ショップ

鳥ゆえに空中を飛び回ることが可能で、人間の4倍の視力を持ち、時速300キロを越えるスピードを出すことが出来る。

これにより、標的から攻撃の届かない高空から、最大時速300キロの運動エネルギーを載せて氷のミサイル爆撃を行う。

高速移動中でも獲物を逃さない動体視力と、普通の鳥にはあり得ない闘争本能も相まったその力は、まさに「地獄の門番」。

ホルス神の6本腕で投擲するペット・ショップ

狙われたら、もはや逃れるすべはない。
喋ることはできないが、言葉を解するだけの知能を持ち、狙った獲物は自分の命尽きようとも必ず仕留めるという恐ろしい執念を持つ。
まるで、自身がブルース・リーであるかのような振る舞いまでする、読者にとっても記憶に残る悪役である。

ブルース・リーの真似をするペット・ショップ


天国」に至る方法を探るDIOは魂の実験をしていた。
より強い魂の持ち主はどんな人材なのか。

動物のスタンド使いは本能で自身の能力を理解するのか、即座に使いこなすことが多い。

魂の実験の過程で、たまたまペット・ショップは生まれたのかもしれない。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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