【スタンド考察】リガトニのパブリック・イメージ・リミテッドを解説!

パブリック・イメージ・リミテッド/Public Image Ltd

破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:?




パブリック・イメージ・リミテッド


本体名:リガトニ


対スタンド使いのスペシャリスト、スタンド・キラー

破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:?


イタリアのマフィア、パッショーネの狙撃手リガトニのスタンド。
ポルポの「矢」で目覚めたと思われる。
元ネタはイングランドのロックバンド、パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd)から。

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能力は「生命エネルギーの燃料化とスタンドエネルギーの吸収」。

パブリック・イメージ・リミテッドはライフル弾の弾頭に青い鮫の頭のような形状で取り付く小さな能力顕現型スタンド。

本体のリガトニの狙撃の腕前だけでなく、パブリック・イメージ・リミテッドの力により、スタンドパワーで加速、制御するため風などの影響を受けにくくなっており、命中精度は非常に高い。

弾速は通常の4倍ほどで、音速を超える。
射程距離は約150メートルであり、射線上にある障害物を貫通しながら標的に着弾する。
一度放たれたパブリック・イメージ・リミテッドを回避することは不可能。
狙撃=相手の死といっても過言ではない。

それだけ強力なパブリック・イメージ・リミテッドは、射程距離と弾速アップ、命中精度向上に全スタンドエネルギーと、リガトニの生きるための「生命エネルギー」すらも注ぎ込まれている。


それ故に、標的への命中、死=自身の死につながる。
全てを使い尽くして相手を殺害し、そしてその相手がスタンド使いだった時、スタンドエネルギーを吸収して死を免れる。

スタンド使い以外を射殺することも、外すことも許されない命の賭博をするリガトニ。

その代償として、たとえスタンド使いが生き残ったとしても、大量のスタンドエネルギーを吸収されるため、相手はスタンドをしばらく出すことができなくなる。
まさに命を賭けたスタンド・キラーである。





負のスタンドエネルギーを持つスタンド使い

能力の本質は「スタンドエネルギーのネゲントロピー化」。

物質もエネルギーも全ては散逸し、発散し、粗雑になる。
これがエントロピー増大の法則である。
エントロピーの増大は生物の老化、物質の老朽化、宇宙の崩壊全てにつながる概念である。

唯一この増大を防ぎ、維持するためにはネゲントロピー、すなわち負のエントロピーを取り込み、エントロピー増大部分と交換するしかない。

これが人間の生態という系の中では、食事に当たる、という説がある。
つまり、ネゲントロピーを持つものを取り込むと、余剰な熱エネルギーは吸収されて静的な状態に近づくのである。



パブリック・イメージ・リミテッドはスタンドエネルギーをネゲントロピー化している。
これは非常に珍しい能力である。
ネゲントロピーを実現したのは杜王町という「知性」を利用したハイウェイ・スターくらいである。

これをスタンド使い1人が実現しようとすると、せいぜい弾丸一個分程度であろう。
リガトニはパブリック・イメージ・リミテッドによって、全スタンドエネルギーをネゲントロピー化し、ライフル弾をくまなく覆っている。

リガトニの全スタンドエネルギーを込められた弾丸は射出された瞬間から周囲のエネルギーや空気を取り込んで発散し始める。
そのため、さらにスタンドエネルギーの膜で弾丸を覆い、ネゲントロピー化したエネルギーの保護と同時に弾速の速度向上もしている。

そして、スタンド使いかスタンドに着弾すると、パブリック・イメージ・リミテッドは能力を発動する。

すなわち、放射されているスタンドエネルギーとスタンド体というエネルギーの塊を停滞させ、非活性化。
標的の静的なスタンドエネルギーをリガトニに送信する。



ネゲントロピーとは凝集し整理し、流れが集まること。
ゆえにパブリック・イメージ・リミテッドは巻き戻し映像のように標的のスタンドエネルギーを利用して、自身の消耗したスタンドを再度形作るのだ。
弾丸が着弾して対象を破壊すると同時に、対象のスタンドエネルギーが非活性化して収縮し、パブリック・イメージ・リミテッドの弾道そのまま逆回しにリガトニまで巻き戻るのである。

相手に届くネゲントロピーのスタンドエネルギーの量を調節すれば、一時的に標的のスタンド能力を封印することも可能。

ただし、パブリック・イメージ・リミテッドがスタンド使いやスタンドを射抜けなかった場合、消耗しきったスタンドエネルギーを回復できず、本体は死に至る。





狙撃手の矛盾

実は、パブリック・イメージ・リミテッドは矛盾した存在である。

そもそも、マンハッタン・トランスファーの例のように、長距離狙撃を回避することは時を止められる空条承太郎でも困難、ほぼ不可能に近い。
スタンド使いは本体の人間の限界を超えられないため、面攻撃や長距離狙撃に対処できない。

つまり、わざわざ命を賭けるパブリック・イメージ・リミテッドを使うまでもなく標的を射殺することはできるのである。



ただしこの前提も、これも相手側に回復能力のあるスタンド使いがいないときに限られるのだ。
スタンド使いの中にはクレイジー・ダイヤモンドゴールド・エクスペリエンスザ・キュアーのような瞬時に回復させる能力者も存在する。

さらにジョジョ世界において、「知性」はフィードバックするため、スタンド使いは怪我で死ににくい。

おそらくリガトニはチームで活動するスタンド使いを想定した、スタンド使い専門の暗殺者、ということなのだろう。
パブリック・イメージ・リミテッドであれば、暗殺だけでなく無力化もできる。

暗殺は確実に達成させるもの、という信念のリガトニは標的のスタンド能力を失わせ、自然治癒力をあげる「知性」すらも一時的に使用不能にさせることで標的を必殺するのだ。
この一撃必殺の射撃の腕、暗殺者としての姿勢をリガトニはミスタに教え込んでいたらしく、この2人は師弟関係にあるようだ。



なお、雑文であるが、パブリック・イメージ・リミテッドは能力バトル漫画にありがちな「能力を食う能力」ではない。
これはスタンド能力がスタンド使いの精神を反映する故である。
今後、「人を食うこと」が当たり前であるキャラクターが現れない限り、よくある「能力を食う能力」は現れないのだ。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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