【スタンド考察】書記アニのプタハ神を解説!

プタハ神(ザ・ジェネシス・オブ・ユニヴァース)/Ptah(The Genesis of Universe)

破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:?

書記アニのプタハ神

プタハ神(ザ・ジェネシス・オブ・ユニヴァース)

プタハ神、創世の書

本体名:書記アニ

書記アニ、もしくは自分をそう思い込んでいる老人

「創世の書」から幻影を召喚

破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:?


カイロ市内で承太郎に襲いかかったDIOの刺客の老人
外伝小説のみで登場。
エジプトの歴史内に出てくる書記アニを自称し、創造の神プタハの啓示が書かれたエジプトの古文書「創世の書」を持つ。

「創世の書」と書記アニの元ネタはパピルスに描かれた、書記アニの「死者の書」と思われる。



能力は「創世の書に書かれた記述を読むことで、内容を実体化する」。

プタハ神は「創世の書」に同化した物質融合・能力顕現物質型スタンド。

「創世の書」は、西暦1908年にE・スティーブンソンによって発見されており、紀元前に書かれた書物にも関わらず20世紀当時までの歴史が記されていたという。
紀元前3000年頃のエジプト初代王朝時代からの歴史が綴られているため、神や神獣の登場する神話の時代から現代の事実まで記載されている。

プタハ神の能力は「創世の書」の読み上げられたページに記された内容、エジプトの歴史を実体化させるというもの。
この実体はプタハ神の余剰エネルギーを込められたもので、スタンドや本体を攻撃することもできるし、スタンドの攻撃で斃される。
このとき、能力顕現物質型の特徴通り実体化された幻影が斃されても本体にダメージはない。

作中、書記アニは「創世の書」に記載された戦争の内容から兵士を呼び出したり、戦船や守護神スフィンクスを呼び出すなど、ページによって様々な存在を引き出している。
さらに、死者が天国へ行けるか審判される死後の世界のエピソードから、罪人の心臓を喰らう神獣アメミットをも召喚した。

ただし、スタンドは1人1体のルール通りに一度に一つの出来事しか呼び出せないようだ。
呼び出すには、該当する歴史が記されたページを読み上げるか黙読する必要がある。
幻影が何度倒されてもプタハ神に影響はないが、「創世の書」のページが少しでも傷つけられると、該当する歴史の再現能力は失われてしまう。





大地の歴史を再生する

真の能力は「エジプトに眠る大地の歴史を再生する」。

プタハ神は書記アニが記したとされるパピルスの古文書である「創世の書」に物質融合しているスタンドである。

AI生成した書記アニの画像

物質融合型のスタンドは融合先の物質の特性を強化・拡張する。
アヌビス神が刀の切れ味を極限まで強化したように、プタハ神は「創世の書」の歴史を記す特性を強化し、さらに再現できるように拡張した。

著者である書記アニは古代の王への副葬品である「創世の書」に、エジプトの古代の王が復活し、未来永劫に素晴らしき王朝を存続させるために必要なことを執念込めて書いている。

それは、
素晴らしい古代エジプト王朝の歴史と、
王が死後の世界から天国へ行く方法と、
魂(バァ)の復活の儀式の方法
復活した後のための現代までのエジプトの歴史
である。

パピルス文書に込められた過去から現代までの歴史を記す執念からか、プタハ神はエジプトの「大地の知性」と接続した。
このとき、プタハ神は能力顕現物質型スタンドとなり、強固な能力となったと思われる。
ゴールド・エクスペリエンスが「大地の知性」を参照して生き物の設計図を得ているように、プタハ神は「大地の知性」からエジプトの歴史を参照して、各ページの歴史に「知性」とスタンドエネルギーを蓄える。

なお、「大地の知性」から参照される歴史は史実ではなく、各歴史での当時のエジプト人が考えている歴史である。
このため、現代からすると荒唐無稽な神話まで歴史となり、これがプタハ神の再現能力によって実体化される。
「大地の知性」と接続されたプタハ神は人間のスタンド能力を超えるパワーを持つため、作中でもアヴドゥルポルナレフを倒していた。



プタハ神の歴史再現能力の考察は以上となるが、まだ書記アニを名乗る本体の老人の謎が残る。
書記アニは何者なのか?
これは、自身のスタンド能力によって復活した書記アニ本人である。

書記アニはいずれ復活する古代の王のためなのか、もはや目的を失い、エジプトの大いなる歴史を記す妄執に囚われているのか不明だが、死ぬわけにはいかないと過去に決めたのだろう。

「創世の書」には死後、天国は行く方法とそこから復活する儀式についても記されている。
そこで書記アニはプタハ神の能力によって、死の間際にある自身に対して天国へ行き、復活するという歴史再現を実行したものと思われる。


これにより、不老となった書記アニはスタンド生物とでも言うべき存在となって生き続けてきた。
「創世の書」に現代までの歴史が記されているという謎は何のことはなく、書記アニ自身が生き延びて書き記しているためである。




エジプト版天国へ行く方法

上記の考察は、書記アニが本人であるという前提であるが、他にもアヌビス神のように触れたものを本体に変える能力で「創世の書」を拾った人物は強力な催眠効果で自身を書記アニと思い込んでしまう、という可能性もある。

どちらにしろ、自分自身は魂(バァ)の復活の儀式で蘇った書記アニであると信じており、大いなるエジプトの歴史に誇りを持っている。
逆に短命な人間を見下す傾向があるようだ。



DIOはいわばエジプト版天国へ行く方法が「創世の書」に記されていることと、それを実行できるプタハ神を知り、仲間へ引き入れたと考えられる。

結果的にDIOの求める天国へ行く方法ではなかったようだが、何かに使えるかもしれないとエジプトのカイロに待機させていたのだろう。

なお、書記アニ本人はプタハ神の能力でスタンド生物となっているため、「創世の書」をスタープラチナで破壊されてしまっては最早身体を保つこともできなくなり、消滅してしまった。



出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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