グーグー・ドールズ/GooGoo Dolls
破壊力:D
スピード:C
射程距離:20〜30メートル
持続力:D
精密動作性:B
成長性:B
ジョジョの奇妙な冒険ABC 7弾 【アンコモン】 《イベント》 J-690 グーグー・ドールズ
本体名:グェス
小動物サイズに縮小する能力
破壊力:D
スピード:C
射程距離:20〜30メートル
持続力:D
精密動作性:B
成長性:B
空条承太郎が持ち込んだ「矢」のかけらによって発現したスタンド。
本体の元ネタはマルシアーノ兄弟によって創設されたアメリカのアパレルブランド、ゲス(GUESS)から。
スタンドの元ネタはアメリカのロックバンド、グー・グー・ドールズ(GooGoo Dolls)から。
能力は「取り憑いた相手を縮小する」。
四角い頭部に、棘や牙を持つ小鬼のような小型の遠隔自動操縦型スタンド。
グーグー・ドールズは標的へと取り憑いて能力を発動する。
取り憑かれた標的は数十秒程度で20センチくらいの小動物並みにまで縮小してしまう。
このとき、グーグー・ドールズの対象とされた衣類もすべてまとめて小さくなる。
グェスは小さくなった無力な人間をペットのように可愛がり、ネズミやインコの死骸に人間を詰めてしまう。
そして、小動物がしゃべるかのように、中の人間に振る舞わせる。
なお、グーグー・ドールズはグェスが被せた小動物の毛皮の内側で、標的ともに潜んでいるようだ。
グーグー・ドールズは自律型のスタンドであり、決められた条件のもとで行動を変える。
グェスが標的をまるでアニメの世界から飛び出したしゃべるペットのように可愛がっているうちは、まだグーグー・ドールズは縮小のスタンド能力を発動させ続けるのみである。
しかし、標的が小動物の死骸から出ようとしたり、本体のグェスから離れようとする行為は「裏切り」と見なす。
裏切りが発生すると、グーグー・ドールズは人型へとスタンド体を再構成し、標的を自動的に殺しにくる。
ここにグェスの意思は介在せず、自動的である。
このため、徐倫が本体から離れたことで裏切る気はなかったにも関わらず、裏切りと見なされて襲われている。
グーグー・ドールズは数十センチ程度の小さな人型スタンドであるが、その爪は鋭く、小人になった標的を簡単にバラしてしまう。
本体の願望を受信して自動縮小
能力の本質は「標的を包み込み、本体からのスタンドエネルギーで縮小し、ペット化」
本体のグェスは、本当は本音で語り合える仲のいい友人が欲しいが、人間関係への恐怖から常に優位にも立っていたい、という願望を持つ。
ここから分かる通り、グーグー・ドールズは、第四部の片桐安十郎のアクア・ネックレスと同じく、「心の弱さ」や恐怖を攻撃に変えたスタンドである。
このタイプのスタンドはハマると非常に強力なピーキーな能力であるが、スタンドパワーの総量としては低い。
アクア・ネックレスと同様にグーグー・ドールズもスタンドパワーは弱く、スタンド体としては小柄である。
このため、自身の身体を構成するスタンドエネルギーを解体し、標的をエネルギーの膜で包み込む。
そして、「グェスから発せられるスタンドエネルギー」に応じて縮小を開始する。
グーグー・ドールズの能力の本質は相手を無力なペットにすることである。
つまり、縮小の能力はグーグー・ドールズではなくグェスを中心に発せられれスタンドエネルギーで発動している。
このため、グーグー・ドールズの近くにいても、本体から20〜30メートル離れれば縮小はだんだんと解除される。
本体から離れて縮小が解除されることも裏切りとカウントされるため、作中で徐倫は意に反して襲われることになった。
また、相手を無力なペットにする能力なので、自分自身を小さくすることはできない。
リトル・フィートより能力の射程距離が短いが、瞬時に徐倫を縮小するくらい、小さくするスピードは早い。
さらに、グーグー・ドールズは人間だけに効果を発揮する。
グーグー・ドールズはグェスの人間関係に対する願望と恐怖の表れである。
このため、グーグー・ドールズ自身も信頼できるバディではなく下僕の扱い。
なので、グェス自身の操作ではなく、遠隔操作型にも関わらず条件で自動的に動く自律型となっている。
対等な人間関係を築けなかった女囚
グェスは人間関係において常に相手より優位に立っていたい、立っていないと落ち着かない、という思いを心の奥底で持ち続けている。
つまり、「友達」になりたいけど、相手の優位に立ちたいという心の奥底の願望と恐怖がペット化という能力で表れている。
また通常、スタンド能力の射程距離はスタンド体を中心としているが、グーグー・ドールズは本体のグェスが能力の射程距離の中心である。
これも、自分自身が人形のように相手を可愛がりたい、自分から離れて欲しくない、という心の表れだろう。
なお、グェスが小さくなった徐倫を捕まえて
「ジョリ〜〜〜ン
ジョリ〜〜〜ン
徐倫!
ジョッリィヒヒヒ〜〜〜ン!」
と叫ぶシーンは元ネタがある。
アメリカのシンガーソングライター、ドリー・パートン(Dolly Parton)の楽曲、その名もジョリーン(Jolene)の歌詞がそのままの元ネタだ。
人は対等であり、自分からオープンになるからこそ信頼を得られる。
そんな基本的な人間関係を履き違えてしまったグェスは尖った能力であるが脆い。
もう少し徐倫たちと接する機会があったら、覚悟を持った精神的成長ができたかも知れない。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
Follow @JojoLov72430897
漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
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ジョジョ最高ですよね!
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��若葉さん
最高です!
アニメも最高にスタッフの愛を感じます(^∇^)