破壊力:E
スピード:E
射程距離:E
持続力:B
精密動作性:E
成長性:E
ヘイ・ヤー
本体名:ポコロコ
超幸運のスタンド?
破壊力:E
スピード:E
射程距離:E
持続力:B
精密動作性:E
成長性:E
黒人奴隷として移民した先祖を持ち、親の代で解放奴隷となった開拓民の息子、ポコロコのスタンド。
本体名の元ネタはアメリカのジャズ・ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)の楽曲、ウン・ポーコ・ローコ(Un Poco Loco)から。
スタンド名および愛馬の元ネタは黒人ラッパーのデュオ、アウトキャスト(OutKast)の楽曲、ヘイ・ヤ!(Hey Ya!)から。
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ポコロコは生まれついてのスタンド使いでもなく、悪魔の手のひらを通過した可能性も低い、非常に珍しいタイプのスタンド使いだ。
ヘイ・ヤーは期間限定で2ヶ月間、何をやってもツキまくる幸運となると予言された後、発現した能力顕現型スタンド。
能力は「己の幸運を信じて行動する後押し」。
ヘイ・ヤーはポコロコが50億人に1人という豪運、超幸運の期間に入ることで発現した能力顕現型スタンド。
このため、登場時に読者からは幸運を引き寄せるスタンド、または何事もうまく行かせる幸運を起こすスタンドと思われていた。
ところが、2013年発売した公式ファンブックJOJOVELLERにおいて、ヘイ・ヤーの能力は応援するだけであることが発覚する。
つまり、ポコロコの何をやっても結果的に上手くいく幸運はスタンド能力ではなく、本体自身に訪れた幸運なのだ。
ポコロコ自身も非常に楽観的に、エンヤ婆によく似たジプシーの占い師の占いを信じてスティール・ボール・ランに参加している。
しかし、超幸運の男と信じていても、幾多の困難が訪れ、何度もくじけそうになってしまう。
そんなとき、ヘイ・ヤーの背中押しがあるからこそ、ポコロコは困難を乗り越え、レースに勝利していく。
この常に味方で応援し続けるしかできないヘイ・ヤーであるが、勇気付けてくれる存在というところがウケているのか、読者からの人気は意外に高い。
「運命」を切り拓くスタンド
真の能力は「幸運、幸せを掴み取る覚悟の背中押し」。
上述してきたように、ヘイ・ヤーは本体のポコロコを応援するだけのスタンドである。
幸運は確かにポコロコに訪れている。
しかし、ジョジョ世界において「運命」という流れがあったとしても、それを切り開き掴み取るには覚悟が必要である。
運命論のテーマ性の強い第5部においても、運命だからと結論が得られることはない。
ローリング・ストーン(ズ)のように結末は変えられないかも知れない。
もしくはもっと悪くなるかも知れない。
しかし、覚悟することで眠れる奴隷から解放されて、その意味づけは大きく変わるのである。
そして、この際に自分が必ずその結果を掴み取ると決めているものにだけ、成功が得られる。
ポコロコも自分に訪れる幸運について、持ち前の楽観主義から信じてはいた。
しかし、それがスティール・ボール・ランの優勝につながるかどうか、レースで起きる困難な状況を一つ一つ乗り越えられるのか、というところまでは信じきれていなかった。
そこで、自分の幸運を信じること、幸せに向かって「覚悟」することをヘイ・ヤーはアドバイス、アシストしているのである。
まるで、未来を予言しているようなアドバイスをしているようにも見えるが、ポコロコ自身が心の底ではそうなれば勝てる、いける、とどこかで思いながらも迷っている点をやれ!勝てる!YO!って言って走り切れ!と励ましているのである。
崖を乗り越え、森林を越え、下り坂を牛の死体で乗り切ってきているのも、幸運なのか、ポコロコ自身が覚悟したからこそ得られた結果なのか、それはもはや分からないが、少なくともヘイ・ヤーのおかげでポコロコは常に100%力を発揮している状態となっている。
物語に関わらない幸運の男
ポコロコは第一レースにおいて、ジャイロを追い詰め、上位に食い込んできたダークホース、黒い彗星と呼ばれるほどのジョッキーとなっていった。
その後はなんと、本編にほとんど登場しないものの、レース自体は上位陣に入り続けている。
ポコロコは50億人に1人のラッキーガイという超幸運の持ち主であったが、その期間は占い師によると2ヶ月限りの幸運のはずだった。
しかし、スティール・ボール・ランは最終レースまでに4ヶ月に及んでいる。
とっくに幸運の期間は過ぎているが、ポコロコはヘイ・ヤーのスタンドと共に本当の実力を身につけていたようである。
そして、最大の幸運は「聖人の遺体」争奪戦に関わっていないことであろう。
スタンド使い同士が引かれ合うこともなく、遺体争奪の物語に関わることなく淡々とレースをしていたからこそ、スタンド能力としては最弱レベルのヘイ・ヤーでも命を落とすことなく最後までレースを完走できたと言える。
彼の幸運は期間が過ぎていたが、最後まで自分を信じて走りきったのであろう。
Dioがレースを優勝していたが、その直後にDio自身が行方不明となったため、繰上げでポコロコが優勝となった。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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ヘイ・ヤーはスタンド界の松岡修造ですね。
返信削除困難すらヘイ・ヤーの逆境を乗り越える応援をしてくれるから
タカウチです。コメントありがとうございます✨本当に松岡修造ですね😁自分を信じろ!と優秀なジョッキーに鍛え上げていますから。
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