破壊力:A
スピード:A
射程距離:E
持続力:D
精密動作性:C
スティッキィ・フィンガーズ
本体名:ブローノ・ブチャラテイ
破壊力:A
スピード:A
射程距離:E
持続力:D
精密動作性:C
成長性:D
イタリアンマフィア、パッショーネの幹部ポルポが持つ「矢」によって目覚めたのスタンド。
元ネタはローリング・ストーンズのアルバム、スティッキィ・フィンガーズ(Sticky Fingers)から。
なお、このアルバムにはジッパーがついている。
なお、このアルバムにはジッパーがついている。
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能力は「標的にジッパーを取り付け、開閉、切り離し、隠蔽、接合、切断などを行う」。
マスクをかぶり、ジッパーのアクセサリをつけた人型、近接パワー型スタンド。
拳で殴った部位にジッパーを取り付ける。
取り付けられた部位はその材質に関係なく、まるで布かなにかの素材のように開閉し、まくり、裏側に通り抜けることが出来る。
また、腕や柱などにジッパーを取り付けて一周させれば、切断も可能。
ジッパーで繋いだまま、拳を腕から取り外すことでロケットパンチのようにパンチの射程を伸ばすこともできる。
さらにジッパーで接合し直せば元に戻すこともできるし、開いた空間にものを隠すことまで出来る。
非常に応用力の高く、ものの隠蔽だけでなく敵をバラバラにすることで無力化も行える。
高次元跳躍空間をジッパーで取り付け
能力の本質は「ジッパーを取り付けた箇所を多胞体に変換、ジッパーを開くことで3次元展開を行う」。
スティッキィ・フィンガーズによるジッパー開閉は物理的に切断されておらず、血も流れているし、動かすこともできる。
空間のみ跳躍しており、損傷があるわけではないのだ。
例えば二次元平面の生物の目の前にある障害物を持ち上げ、移動して下ろすとする。
二次元平面の生物は三次元方向の動きを知覚できないため、瞬間移動したように見えるだろう。
同様に、二次元の紐の真ん中を持ち上げると、二次元生物にとっては真ん中で切断されたように見えるにもかかわらず、物理的にはつながっている状態となる。
このように、スティッキィ・フィンガーズはジッパーを取り付けた空間を「折り畳まれた」多次元空間方向に取り込んでしまう。
これにより、多次元的視点ではバラされた生物・非生物はつながっているが、三次元空間として見ると穴を開けられたりバラバラにされているようになる。
なお、M理論とは超弦理論を含む空間の理論で、なんと時空は11次元もあるという。
そのうち、我々の近くできる3次元+時間の1次元以外は空間次元軸に折り畳まれているという理論なのである。
上記をもう少し詳細に述べる。
スティッキィ・フィンガーズは、ジッパーを取り付けることで対象を多胞体、または超立体と呼ばれる4次元立体に変換する。
これは、我々3次元生物が知覚できない4次元以上の方向にも拡張された超立体である。
ジッパーを開いた瞬間、この4次元以上の方向に多胞体となった接合部が開いて展開する。
立体の展開図が平面であるように、4次元物体の展開図は立体の組み合わせとなる。
例えば腕と拳の間をジッパーで切開すると、腕と拳がまるで合わせ鏡のように複製された組み合わせのように展開すると思われる。
これが4次元以上の方向に、連続性を保ったまま展開されるため、3次元知覚では切断されている腕と拳も、ジッパーを通して繋がっているのである。
また、多胞体は立体が入れ子のように組み合わさった超立体である。
このため、表と裏、内と外の出入りが可能である。
これがスティッキィ・フィンガーズのジッパーによって車内から外へ出たりすることができる理屈である。
理想の上司?ブチャラティ
ブチャラティは心優しく、芯を貫く善人であった。
しかし、家族を守るために闇の世界に入らざるを得ず、その「自身の良心」を切り離して働かなければならないことへの葛藤が、「切り離し、バラバラにする」ジッパーの能力を生んだのであろう。
もしくはバラバラになった家族を繋ぎ止めたい、という優しい願いからか。
ジョルノ・ジョバァーナとの出会いを通じて、ブチャラティは黄金の精神へと目覚め、自身の命すらも顧みずにスティッキィフィンガーズと共に芯を貫き通した。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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