バイツァ・ダストの疑問点と時間の流れ/The Time Schedule of Bite the Dust.
の中でもトップ10に必ず入るエピソードとして、アナザーワン バイツァ・ダストの話があります☆
と同時に時間が何度も巻き戻ったり、作中では省略された時間もあるため、ぱっと見ではわからないところも多い。
矛盾が起きないような能力説明としてスタンド考察を書いたが、さらに実際の使用と時間の流れを考えてみる。
【スタンド考察】吉良吉影のアナザーワン バイツァ・ダストを解説!
バイツァ・ダストの能力そのものの考察はこちらでしています。
川尻早人の送ったタイムスケジュール
7月15日夜
川尻早人は吉良吉影の殺人を目撃し、その証拠をビデオテープに収めた。
風呂場にて川尻早人を脅そうとした吉良吉影は、逆に証拠を握られ、母には手を出させないと啖呵を切られる。
逆上した吉良吉影は風呂場の事故に見せかけて川尻早人を殺害。
しかし、ちょうど空条承太郎たちが川尻浩作と川尻早人を調べ始めており、いずれ露見してしまうことがわかり絶望。
バイツァ・ダストに目覚める。
ここで、自分の新たな能力に明確に理解していないながらも、確信を持って死亡した川尻早人にバイツァ・ダストを設置、1回目の「時間爆破」を行う。
なお、このときの「時間爆破」には明確な対象がなく、吉良吉影の周囲を爆発させながら、過去に情報を送る。
7月15日夜、2回目
1時間過去の、風呂に入る前の吉良吉影に情報が受け継がれる。
そして、バイツァ・ダストも過去に送られて、川尻早人に仕掛けられたまま。
ここで、記憶を持っている吉良吉影は自分の平穏を乱す状況にならないよう、勝者の余裕で逆上せずに風呂を終える。
ここで、疑問が2点浮かぶ。
・2回目の7月15日に川尻早人はなぜ記憶を持ち越していないのか。
・川尻早人殺害のイベントを回避してしまっては、吉良吉影はバイツァ・ダストに目覚めないのではないか。
これらを当ブログでは、
・バイツァ・ダストの記憶を持ち越す能力はバイツァ・ダストを「設置」している人物にのみ適用される
・バイツァ・ダストは「時間爆破」後も仕掛けた人物に付いていく(過去への情報送信にバイツァ・ダストも送信される)
と考察しています。
7月16日朝
7:31、川尻早人起床。
吉良吉影に啖呵を切り、一夜を明かしての朝。
このあと、間違い電話やウェッジウッドの陶器を割ることをやりながら、吉良吉影が名乗ることまで同じ朝を繰り返す。
「運命」は大きな変化がない限り、必ず行われるため、細かな状況が変わろうとも壊れるものは壊れるし、吉良吉影は自ら名乗るのである。
ここで疑問は1点
・なぜ川尻早人は、岸辺露伴が吉良吉影に殺されたことを知っているのか。
これにはいくつかの考察が必要になる。
・まず作中で描写されていないもう1ループが存在し、そこで岸辺露伴の死を目撃している。
・しかし、その死は8:30であるため、1時間過去に戻った川尻早人は睡眠中。
・睡眠中で記憶を引き継げず、悪い夢を見て「昨夜はよく寝れなかった」と感じている。
というのがこの1ループ目で起きたことである。
作中の川尻早人は最初から岸辺露伴が吉良吉影に殺されたという情報をもっていた理由はこれである。
この朝、岸辺露伴は川尻早人にヘブンズ・ドアーを使うことなく、質問を問いかける。
そのうちに、川尻浩作が吉良吉影と入れ替わっていることに気づき、8:30に岸辺露伴は爆死する。
7月16日朝、2回目
作中の1回目の朝。
既に一度朝を経験しているが、睡眠中に情報を受信したため、それを思い出せてはいない。
が、潜在意識下で憶えているため、ヘブンズ・ドアーで1回目の朝の記憶が書き込まれている。
バイツァ・ダストは一度ヘブンズ・ドアーを体験したため、解析、対策されないために敢えて【警告】という文字を書き込み、バイツァ・ダストにの能力を知らせることなく罠に嵌めた。
ここでの疑問は1点
・2回目の朝にも関わらず、なぜ岸辺露伴はバイツァ・ダストに直接爆破されたのか?
1回目のループがあったと仮説を立てるとここに矛盾が発生しかねない。
これは、
・【警告】の文字で能力を知らせることなく、1回目の朝よりも数秒早い時間に「時間爆破」した
・2回目のループでは、その記憶が鮮明になってきており、睡眠中であったが跳ね起き、記憶が残った
という、ちょうどほぼ同じ時刻に2回目の爆破が行われているため、このようになっている。
7月16日朝、3回目4回目
このあとは漫画の通りなので省略する。
これが、複雑に見せてしまうバイツァ・ダストにの全容と勘違いしやすい点における考察である。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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漫画考察ランキング1位達成!!漫画ランキング1位狙ってますので、
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