【ジョジョ6部アニメ感想】ストーンオーシャン19話 「緑色」の誕生

第19話 「緑色」の誕生

第6部は行き着くところまで行った、と荒木先生が仰る原因にもなっていくスタンドがここからガンガン登場していきます。
第19話の感想行きましょう。

ストーンオーシャンアニメ19話

まずスタープラチナのスタンドDISCが戻ってからの承太郎ですね。
SPW財団の医師によって治療というかリハビリされていました。
1番のツッコミどころはSPW財団の財団員の尖ったエルフ耳ですが、なんだったんでしょうね(笑)。
ここ以降で耳が尖ることはなくなったと思うんですが。


ここで承太郎は記憶を全て奪われていたことが分かります。
確かに天国に関する記憶だけ奪っても徐倫の危機に飛んでくるでしょうし、それなら全く戦えないレベルまでホワイトスネイクで記憶を奪った方がプッチ神父にとっては安全でしょう。

でもそうすると、DISCを奪われた後も徐倫をかばったりしてたのは何なのか?と疑問が湧いてしまいます。

これに対してちょっと考えてみました。
説としては2つ。

①記憶DISCを抜き取っても、記憶が消えるまでに時間がかかる説。
②抜き取った記憶は天国に関する記憶と非陳述記憶だった説。

①はHDDのように削除しても、磁気の痕跡は残っているみたいにDISCを奪われても身体に記憶がわずかに残っている、みたいなことを考えました。
それもやがては風化して消え去り、危篤状態になってしまうのかな、と。

②は奪った記憶が主に非陳述記憶だったのではないか、という説です。
ヘブンズ・ドアーでも書きましたが、記憶には種類があります。
陳述記憶には物事の意味やエピソードに関する記憶が分類されます。
非陳述記憶には身体で覚える記憶が該当します。
これを深く奪われると、戦い方、スタンドの使い方どころか歩き方まで危うくなり、生活が困難となると思われます。

書いてて思いましたが、この2つの両方が承太郎には起きていたのかもしれませんね。
記憶と身体が結び付かず、生きる気力もないほぼ植物状態になったのでしょう。

父を心で理解した徐倫

それでも僅かに残るエピソード記憶とスタープラチナによって、承太郎は自身の腕を傷つけて徐倫へ想いを伝えましたね。
肉親同士でつながる「知性」、「運命」のつながりがしっかり徐倫へとつながったこのシーンは、連載時も承太郎と徐倫の仲がつながって良かった、と思った良いシーンです。

そして、急に姑息に徐倫を抱き止めようとするアナスイ(笑)。
アナスイは愛に必死ですよね。
どの時点で覚悟したのか、わかりませんが少なくともアナスイの徐倫と「結婚する」という宣言は冗談でもないし、自身の境遇から幸せな結婚ができるとも思ってないのでしょう。
その辺りの想いは今後ですね。

DIOの骨を持つ小男を追うと、超キモイ植物化をし始めます。
植物化によって囚人は気味の悪い樹木になっています。
この樹木の形状が生命の樹のような形をしていますね。
そして、DIOの骨が囚人全員に触れたわけではないのでしょうが、それでも全員植物化しています。
これは恐らく、サバイバーでつながるパスが出来上がっていたためだと思います。

謎の植物については世界樹、生命の樹などと考察していますが、詳細は別記事にて。


ただこの歯が残ってる樹木とか、眼球が花になり弾け飛ぶとかキモすぎてアニメ化最高です(笑)。

レロレロ小男

樹の根に実が出来て、その中にジョースターの星型のアザを持つ赤ん坊がいる、ここは連載時もめちゃくちゃ興奮しましたね。
ついにDIOの目指したものが何かわかるのかッてジャンプ読みながら同級生と帰ってたの思い出しました。

そして、アニオリのシーンがいくつかありますね。
まず、グッチョの肋骨をなぞるシーン(笑)。
なんでそんなに卑猥に触ってるのか笑ってしまいますが、分かりやすい伏線のアニオリですね。
あと、アナスイのウルトラセキュリティ懲罰房の東側からの脱出のカット、確かアニオリな気がします。
どうやって出たのか不明でしたが、ダイバー・ダウンで出たんですね。
本当にやたら便利なスタンドです。

ダイバー・ダウンは壁も泳げる

この戦士風の男、強いやつかと思ったらグッチョの肉体改造罠にやられて泣き叫び出します。
お前DアンG、強いやつちゃうんかい!
近距離パワー型スタンドちゃうんかいッてなるやつでしたね。

これくらいサイコというか自分勝手なやつだから、遠隔自動操縦型のスタンド使いなんでしょうけどね。
やっと手に入れた緑色の赤ちゃんの実をいきなり丸呑みする変態、ヨーヨーマッ戦に入ります。

ヨーヨーマッの声は、4部の重ちー以来の山口勝平さんですね。
この体型によく似合う方です(笑)

ヨーヨーマッは臭い

遠隔自動操縦型のスタンドは自律して動いて、プログラムされた言葉をしゃべるようなやつは居ましたが、ここまでしゃべるのはベイビィ・フェイス以来ですね。
あと特殊だけどドラゴンズ・ドリームもか。

ヨーヨーマッの能力はなんか溶け込めること、だと思ってるんですがどうでしょう?
溶け込み、十分に高い知能で騙し、強力な溶解液を作成して暗殺する。
これがヨーヨーマッの戦術です。
FFはもはややられ役として口蓋を吹き飛ばされてますが、このあとどうなる!?
というところで次回です。もうすぐあのシーンですね。



出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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