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【ジョジョ6部アニメ感想】ストーンオーシャン 21話 AWAKEN -目醒め-

第21話 AWAKEN -目醒め-

FFがついにプッチ神父に迫る!
そして、緑色の赤ちゃんの覚醒です。


DアンGFFに殺されかけて焦っていたはずのプッチ神父ですが、このFFへの妨害の仕方もプッチ神父の経験の長さを感じましたね。
ホワイトスネイクの射程圏外での対処方法が記憶DISCを投げる、ですからね。
プッチ神父はこういう色んな事態に一々対応策を用意してる感ありますね。

この後もホワイトスネイクはお前こんなことできたの?みたいなこと良くやってきますが、全部能力の応用なのかな、と思うようにしてます。


さて、プッチ神父ですが、前回まで素数を数えながら焦っていたくせに、なんか急に堂々とFFの前に現れてますしね。
神父だからなのか、なんかこうやって取り繕うの上手いんじゃないか、なんて思っちゃいます。

それはそれとして開幕からFFの回想です。
この回想シーンは刑務所内の徐倫エルメェス、FFの描かれなかった日常シーンみたいなのがさらっと表現されていて好きでしたね。
親指の形が変と馬鹿にされて笑ったのもいい思い出、とか。
アニメだとアナスイウェザーも追加されてますね、このシーン。


それとFFが人外だからこそ、「生きる」ということは「思い出を作る」ということ、という言葉が光りますね。
逆に言うと、「思い出が残らないような生き方」は「死んでいる」も同然ということですね。
これは我々には痛い言葉かもしれません。
日々言われたことの繰り返し、自分の目的ではなく他人のためだけに生きているとこうなってしまっているかも。

あとこの言葉はアナスイやブチャラティにも言える言葉ですね。
刑務所でただ生きていたアナスイは明確な目的のために駆け抜ける徐倫の生き様を見て生き返りました。
同様にブチャラティもジョルノによって、自分を貫く生き方に立ち返りました。

思い出が細胞に勇気を与えてくれる。
思い出こそが「知性」。
だからこそ、ここでFFはエートロの身体を捨てる覚悟をしたんですね。

プッチ神父とFFの対峙シーン、やっぱりホワイトスネイク面白いですね。
なぜか車の中から出てきたり、プッチから命令受けたり、プッチと一緒にFFを尋問したり。
本体と連携取れてるんだか取れてないんだか微妙です。

そして、プッチ神父はFFから生まれたものについて聞き出そうとします。
どうせ何が生まれたかは記憶DISCで読めると鷹を括っていますね。さっきまでDアンG殺されるかもって焦っていたくせに(笑)。
この感情の変化とか差がプッチ神父とホワイトスネイクの感情表現の違いにも表れている気がしますね。
余裕かますプッチ神父とキレるホワイトスネイク、いちいちホワイトスネイクに指示するプッチ神父、これは外面と内面の違いから来てるんですかね。

記憶DISCはプッチ神父の話からすると、記憶のみで感情は保存されないんですね。
記憶といいつつ、視覚、聴覚といった五感、感覚器が感知した反応だけ保存しているんでしょうか。

この後の話になりますがホワイトスネイクは、プッチ神父が実の妹の死という運命を受け入れられない、という想いが矢によって発現したスタンドです。

それならホワイトスネイクは魂を保存するスタンドとして発現すれば良かったのですが、実際は思い出、記憶を保存できるのみでした。
しかも、思い出と言いつつ、そこに感情や想いは記録されていない様子。

妹ペルラの思い出を残したいと願いつつも、ペルラに恨まれているかも、と本当はどう思われているのか怖れていたのかも知れませんね。

とまぁ、先の話はここまでとして、FFの下半身のみの逃走です。
これ、下半身側にフー・ファイターズのDISCを持たせているから、司令塔は下半身だぜって言ってるんですね。
裏をかかれたことに急にキレるプッチ神父、新たなスタンドDISCをFFの頭部に挿し込むことで強制的に発現させます。


これ、なんで出来たんでしょうね。
まず6部ラストに関わってきますが、スタンド使いが成長している場合、ある程度別のDISCも再生することが出来る説があります。

あともう一つ仮説があります。
フー・ファイターズはプランクトンを操るというスタンド使いになった、知性を持った特殊プランクトンの群体です。
なので、DISCのある下半身側はフー・ファイターズのスタンドを使うプランクトン、DISCのない上半身はスタンド使いの才能があるがなんのスタンドもないプランクトン、という扱いだったんじゃないか、という説です。
無理矢理かもですが。

とにかく、部下を全く信用していないプッチ神父は恐らく元々準備していた対FF用スタンド、水を熱湯にするスタンドでFFを消滅させます。


ついにこの時が来た、6部もキャラが死ぬ時が、と思いましたね。
アニメの時はもうついにここに、とドキドキでした。


そして話は徐倫とアナスイ、対緑色の赤ちゃんですね。
ここはもうグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームでめちゃくちゃ考察したので省略します(笑)。
この能力の恐ろしいところの一つは、どんなに緑色の赤ちゃんに近づいても、ずっと緑色の赤ちゃんの大きさが変わらないことですね。
近づくほどに自分は小さくなり、距離が遠くなるため、すごく遠いものは小さく見えるってので自分が小さくなってることに気づけないわけです。
周りに植物や小石があるから、わかるんですが。

アニメの感想を見ると、グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームの能力が呪術廻戦の五条悟の無下限呪術と似てるそうです。
呪術廻戦は途中まで読んでますが、確かにゼノンのパラドクスを現実に存在させる能力でそのまんまでしたね。
芥見先生がジョジョを参考にしたのかはわからないですが。

ただこの無下限呪術の収束がグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームに当たり、発散がC-MOONに当たるのが面白いですね。

あとなんかもう無茶苦茶だけど、瓶の口だけ泳いで持ってくるダイバー・ダウンがなんか好きです。
なんでそんなこと出来るの?を勢いで吹き飛ばす絵ですよね。


そんなところでまた次回!



出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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